Project/Area Number |
26885011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Economic policy
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
田口 博之 埼玉大学, 経済学部, 教授 (70738020)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 国際経済学 / アジア経済 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、メコン経済圏における生産ネットワークについて、①その形成要因、②受入国の経済効果、③中国・インドへの展開の可能性について研究することが目的であった。 第一の「メコン経済圏における生産ネットワークの形成要因」については、生産ネットワークの結節点である国境地域に着目し、文献の収集、関係企業へのヒアリング等によりケーススタディを実施し、国境開発のためのハード面(インフラ)及びソフト面(経済特区、ロジスティック、労働力)の課題を抽出した。その成果は、図書の一つの章として取りまとめた。 第二の「メコン経済圏の後発国における生産ネットワーク受入れの経済効果」については、OECDが整備している付加価値貿易データを用いて定量的推計を行い、生産ネットワーク受入れによる国内生産への動学的効果(部品等生産の現地化、付加価値の高度化等)を検証し、併せてミャンマーを中心に直接投資受入れの国内生産及び輸出への波及効果を立証した。これらの成果は、海外の学会や内閣府主催のフォーラムで発表し、査読付英雑誌論文、英文図書や内閣府英文報告書の一つの章として取りまとめた。 第三の「メコン経済圏と隣接する中国やインドとの生産ネットワーク形成の可能性」については、中国雲南省・広西チワン族自治区とメコン経済圏との貿易統合度を重力モデルの推計により検証し、その成果を東京大学の研究会で発表し、査読付英雑誌論文に取りまとめた。また、本テーマに関連して、研究協力者である野崎謙二・駿河台大学教授が、メコン経済圏における産業内貿易の実態について、繊維及び自動車を対象に重力モデルによる検証を行い、その成果を海外の学会で発表し、内閣府英文報告書に取りまとめた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)