Project/Area Number |
26891018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant molecular biology/Plant physiology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
池田 陽子 岡山大学, その他部局等, 助教 (80467688)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | サイレンシング / ヒストン修飾 / ヘテロクロマチン |
Outline of Annual Research Achievements |
トランスポゾンを含むヘテロクロマチン領域のサイレンシング機構を明らかにするため、シロイヌナズナを用いて、特定の組織において特異的にヘテロクロマチンサイレンシングが解除される新規変異体kumonosu(kun)を単離した。kun変異体では、多数のトランスポゾン及びrDNAリピートを含むヘテロクロマチン領域の転写が活性化されていた。本年度において、KUNがどのような機構でヘテロクロマチン領域の転写制御に関わるかを明らかにするため、kun変異体を用いた機能解析を行い、次の点について成果を得た。
1. kun変異体における特定のターゲット領域のDNAメチル化を解析したところ、CG, CHG, CHHすべてのタイプのメチル化のわずかな減少が見られた。 2. kun変異体におけるターゲット領域のクロマチン構造を解析するため、ヒストンメチル化抗体を用いたクロマチン免疫沈降法により、ヒストン修飾を調べた結果、ターゲット領域における抑制型ヒストン修飾の減少を検出した。
これらのことから、KUNはDNAメチル化及びヒストンメチル化を介してヘテロクロマチン領域のサイレンシングに関与すると考えられた。今後は、kun変異体におけるDNAメチル化及びヒストンメチル化のゲノムワイドな解析や、既知のヘテロクロマチンサイレンシングに関わる変異体との遺伝学的相互作用の解析を行う計画である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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