Project/Area Number |
26893026
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小島 寛 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10225435)
|
Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | VEGF / 大腸癌 / バイオマーカー / 血管新生因子 / bevacizumab |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、再発・転移大腸癌の標準治療薬である抗VEGF抗体薬 bevacizumab(以下Bmabと略)の治療効果予測を、治療開始前または治療開始後早期に可能にするバイオマーカーを抽出することを目的とする。平成26年度は、以下の各課題を追求した。 1.Bmab治療後のBmab-unconjugated free VEGFの測定:Bmab+化学療法による治療を受けた再発・転移大腸癌26例の検体を収集し、治療開前、1M後、2M後の血中total・free VEGFを測定し、治療効果予測が可能かを検討した。ROC曲線の解析により、VEGF抑制率(100-free/total VEGF)76.3%をcut-off値に設定した。治療開始後1M,2Mともに抑制率≧76.3%を達成できた症例では、75.0%がrespomderであることを見出した。より早期の効果予測を可能にするバイオマーカーを探索した結果、治療開始後1Mのtotal VEGF濃度にresponderとnon-responderで有意差があることを見出した。 2.血管内皮細胞におけるVEGFシグナル特異的miRNAの同定:ヒト臍帯静脈血管内皮細胞(HUVEC)にVEGFを作用させた時に、発現が有意に向上するmiRNAを抽出し、このmiRNAの血中濃度測定が治療効果予測に有効であるか否かを明らかにすることを目的として実験を行った。HUVECにVEGFを作用させる前後のHUVEC細胞内miRNAを網羅的に探索し、候補miRNAを抽出した。今後は、これらのmiRNAの血中濃度を治療開始前に測定することにより、治療効果の予測が可能であるか否かを検討する。 3.Bmab抵抗性大腸癌におけるVEGF以外の血管新生因子の同定:Bmab抵抗性を獲得している症例においては、VEGF以外の血管新生因子が作動しているという仮説に基づき、これら因子の網羅的解析を目指す。平成26年度は検体のバンキングを行った。平成27年度以降においては、バンキングを加速させるとともに、Bio-Plexを用いて血管新生因子の網羅的解析を行う。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|