Project/Area Number |
26893190
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中島 雄一郎 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40733564)
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Project Period (FY) |
2014-08-29 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2014: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 食道癌 / 腫瘍免疫 / PD-L1 |
Outline of Annual Research Achievements |
難治性癌である食道癌の治療として、従来の手術、化学療法、放射線療法の3大療法の枠を超える、画期的な第4の治療法として免疫療法が注目されている。癌細胞は細胞表面にB7-H1などの抑制性共刺激因子のリガンドを発現することにより、癌細胞反応性に浸潤した免疫細胞の活性を抑制することが報告されている(Yang L, et al. Trends Immunol 2010)。近年、補助刺激シグナルは、代表的なCD28/B7-1/2以外にも複数の補助刺激シグナル経路が存在し、T細胞の免疫応答をより複雑に制御していることが明らかになりつつある(Zou W, Nat Rev Immunol 2008)。本研究では、免疫チェックポイント分子であるB7 superfamilyを実際の食道扁平上皮癌患者において評価し、局所および全身の炎症反応との関連を検討することにより、治療標的分子としての意義を確立することを目的としている。 術前無治療で根治手術を施行された食道扁平上皮癌90例を対象とし、抗PD-L1抗体および抗HLA-class I抗体を用いた免疫組織科学染色を施行した。PD-L1蛋白高発現例ではより壁深達度が深く、リンパ節転移陽性率が有意に高率であった。術後全生存期間において、PD-L1蛋白高発現群では低発現群に比較して有意に予後不良であった。術後再発形式に注目したところ、PD-L1発現例ではリンパ節、局所、播種再発が有意に高頻度に観察された。 HLA-Class I蛋白との関連を検討した結果、HLA class I高発現群においてはPD-L1高発現群で予後不良であった。 今後は他のB7 superfamilyについても検討を拡大する方針である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)