小学校におけるICT活用の促進を目的とした効率的な情報共有システムの開発・評価
Project/Area Number |
26910018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
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Research Institution | 韮崎市立甘利小学校 |
Principal Investigator |
三井 一希 山梨県韮崎市立甘利小学校, 教員
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2014: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | ICTの活用 / 情報共有システム / SAMRモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】 小学校現場におけるICT化がさけばれて久しい. しかし, 授業でICTを活用した実践はなかなか進展していない現状が見られる. また, Web上には, 授業で活用できる有益な学習コンテンツや情報が数多くあるが, これらが適切に活用されているとも言い難い. この原因として, Web上にある学習コンテンツ等の情報が授業者の授業実践と結び付いていないのではないか, と筆者は考えた. そこで, 本研究では, 小学校現場におけるICT活用の促進を目的としたパーソナライズされた情報共有システムの開発を進め, その効果を測定することを主たる目的とした. また, ICTを授業で活用する場合に, そのテクノロジーがこれまでの教授方略にどのような影響を与えるかを示す尺度(スケール)について検討した. 【方法】 以下の方法で研究を進めた. 情報共有システムの設計・開発・評価, ICT活用の分類尺度の検討, 研究のまとめ 【成果】 開発したシステムは, ユーザニーズの分析や既存システムの分析から設計の着眼を得ることができ, ユーザの授業進度に沿って学習コンテンツ等をマッピングしたプラットフォーム及びその情報を配信するためのリマインドメールの機能を備えることができた. 小学校教員や管理職による評価の結果から, 開発したシステムが小学校教員のニーズに合致し, 教員が授業進度に合わせて学習コンテンツ等に関する情報を入手するのに有効なシステムとなり得る可能性を確認した. また, ICTを授業で活用する場合に, そのテクノロジーがこれまでの教授方略にどのような影響を与えるかを示す尺度について検討した結果, 「SAMRモデル」に基づいて事例を分類, 整理することが可能であり, 授業のなかでICTがどのような影響を与えるかを考える上でSAMRモデルが有益な指標となる可能性を示唆できた.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)