Project/Area Number |
26910020
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
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Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
大平 祐介 長野工業高等専門学校, 技術支援部, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2014: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | プログラミング学習 / 教材開発 / 仮想C言語空間 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】C言語のデータ構造を仮想的な空間で表現することにより、面白く、データ構造やデータの流れが分かりやすくなるような教材の開発を目的とする。 【対象者】対象者はC言語によるプログラミングを初めて学習する学生を対象とする。 【本教材の概要および使用方法】本教材は、3DのCGとアニメーションを活用してC言語の命令の流れを理解できるように工夫したもので、PCおよびタブレット上で動作する。教職員が操作するサーバ用のPCと学生が操作するクライアント用の各タブレットはネットワークで接続されており、同一の空間を共有することができるようになっている。本教材を使用方法は、最初にサーバ側で変数を作成すると変数を表すキャラクタとなって仮想空間内に出現する。クライアント側でキャラクタをタッチすると、そのキャラクタを操作することができる。キャラクタが行える行動として、関数とメモリ間の移動、数値の格納・発射、アドレスを示す看板への変身(通常の変数のみ)、間接参照を示すキャラクタへの変身(ポインタ変数のみ)を用意した。クライアント側はキャラクタを動かしながら数値が変数に代入されるときのデータの流れや、間接参照の様子などをイメージすることができる。 【本教材使用後のアンケート結果】本校電子情報工学科2年の学生に本教材を使用後にアンケートを実施した。面白いと感じた学生は97%、変数とメモリの関係を理解した学生は76%、ポインタを理解した学生は80%という結果となった。また、本教材を作成した開発環境を使ってみたいという意見もあり、実験実習の内容以外の技術にも興味をもってもらうことができた。 【まとめ】C言語の構造をキャラクタなどで表現し、複数の学生で同時に操作を行うことにより、面白く、データ構造やデータの流れがイメージしやすくなるような教材を開発することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)