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スコティッシュ・フォールド・キャットの骨軟骨形成不全症に関わる遺伝子の探索

Research Project

Project/Area Number 26925026
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research Institution那須野ケ原アニマルクリニッ

Principal Investigator

鷹栖 雅峰  那須野ヶ原アニマルクリニック, 院長 : 獣医師

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2015-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2014)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2014: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywords骨軟骨形成不全症 / スコティッシュ・フォールド・キャット / エクソン解析
Outline of Annual Research Achievements

本研究ではスコティッシュ・フォールド・キャット(スコティッシュ)の折れ耳表現型とリンクしている骨軟骨形成不全症に関わる遺伝子の探索を行った。骨軟骨形成不全症の表現型からフィブリリン-2遺伝子(FBN2)の関連性を疑い、FBN2のエクソン解析を行った。折れ耳のスコティッシュから調整したゲノムを用いて全エクソンのPCRを実施し、塩基配列を解析した。さらにエクソン配列を、Splicing Finderにてスプライシング・モチーフの解析を行った。
FBN2のオープンリーディングフレームを含む全65個のエクソンのシーケンシング解析では、エクソン領域にミスセンス変異、欠損変異、挿入変異はいずれも認められなかった。サイレント変異が以下のエクソンに検出された : エクソン1、3、4、9、30、50、55、59、61、62。これらの変異のうち、エクソン3、4、9、30、50、55の変異はExonic splicing enhancerを破綻している可能性が示唆された。また、いくつかのエクソン近傍のイントロンに点変異が検出された : エクソン10、15、16。これらの変異はIntronic splicing silencerに影響している可能性が示唆された。エクソン16の下流のイントロンにおいて、スプライシングドナー部位の一塩基下流に点変異を認めた。検索に用いた個体以外のスコティッシュおよび野生型ネコについて、同部位を解析したが、変異は認められなかったので、多型と考えられた。
本研究ではFBN2のゲノムDNAのエクソン内にアミノ酸に影響する変異は検出されなかった。しかし、いくつかのエクソンおよびエクソン近傍のイントロンに、スプライシング・モチーフに影響を及ぼす可能性のある一塩基変異が複数発見された。これらの可能性を検証するためには、FBN2のmRNA解析をする必要があると考えられた。

Report

(1 results)
  • 2014 Annual Research Report

URL: 

Published: 2014-04-04   Modified: 2020-03-05  

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