Project/Area Number |
58870100
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
日野 亨 千葉大学, 薬, 教授 (10009160)
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Project Period (FY) |
1983 – 1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥8,300,000 (Direct Cost: ¥8,300,000)
Fiscal Year 1985: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1984: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1983: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
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Keywords | フミトレモルジンB / 生合成類似合成 / トリプトファン / 中枢神経作用 / 6-メトキシトリプトファン / β-カルボリン / ピクテ-スペングラー反応 / トリプトキバリン / Pictet-Spenglir反応 |
Research Abstract |
1.FumitremorginBの生合成類似合成-tryptamineより収率よく得られる1,2-Prenyl tryptamine earbamate(【1!〜】)を還元後、増感酸化、酸転位によりβ-carboline体(【2!〜】)が得られること、(【1!〜】)を直接NBS-【CCl_4】と反応させるとprenyl基を有するβ-carboline(【3!〜】)が得られることを明かにし新しいβ-carboline閉環法を見出した。Cyclo-L-Pro-L-Trpにこの方法を適用してfumitremorginB(FTB)の母核を合成することはできなかった。しかしL-Trp-OHCとisovaleraldehydeとのPicfet-Spenglir反応を【CH_2】【CL_2】-【CF_3】COOHで行うことにより1,3-cis-β-carbolineを主生成物として光学純度よく合成した。Z-L-Pro-Clを用いてdipeptideとし脱保護するとFTBの母核である5環性化合物(4)を収率よく得ることができた。更にL-,D-TrpとProを組合せることにより可能な4種の立体異性体を合成した。一方L-Trpより環状異性体を経由する方法で6-meO-Trp-OMeを合成し上述の方法によりMeO基を有する母核(5)を合成することができた。【4!〜】および【5!〜】をisopentyl化して得られる12-epi体をDDQ酸化するとdehydro体(【6!〜】,【7!〜】)が、更にNBS-含水DMEとの反応によりepitetrahydro fumitremorgin(【8!〜】)およびそのdemethoxy体を含成することができた。 2.Trypto quivaline類の合成-D-およびL-Trp-OBnより酸化的二重閉環法を用いる生合成類似合成により(+)-tryptoquivaline,(+)-tryptoquivalineGおよび(-)-tryptoquivalineLを合成した。 3.合成品の中枢神経作用の検定-上記で合成した化合物の内21種についてマウスを用いて中枢神経作用、異常行動を観察した。FTBの有する作用の発現には最低5環性の母核構造(【4!〜】,【5!〜】)が必要であり、Meo基のない化合物でも作用が一部認められることが明かになった。
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