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骨軟部悪性腫瘍細胞により産生される妊娠関連蛋白の分離精製と治療への応用

Research Project

Project/Area Number 59440062
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Orthopaedic surgery
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

山室 隆夫  京都大学, 医, 教授 (00088527)

Project Period (FY) 1984 – 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥9,000,000 (Direct Cost: ¥9,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1984: ¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
Keywords骨軟部悪性腫瘍 / 妊娠関連蛋白 / 分離精製 / 治療への応用
Research Abstract

Stimson(1975)は、骨肉腫患者血清中の妊娠関連蛋白の値が、他の悪性腫瘍に比して著しく高値であることを発表しているが、それ以来骨軟部腫瘍における同蛋白の研究は特に注目されることなく経過し、研究の主体は産婦人科領域の悪性腫瘍のマーカーとしての応用に限られてきた。一方我々は、ABC法超高感度酵素抗体染色により骨軟部腫瘍の各症例を検索し、悪性線維性組織球腫(MFH)に妊娠関連蛋白の強い反応を認めた。更に我々は腫瘍組織のみならず、正常及び病的関節滑膜組織を同様に検索したところ、極めて興味深い所見を得たすなわち、慢性関節リウマチ(RA)の関節滑膜にも妊娠関連蛋白 (【α_2】-PAG)が存在し、RAの症状寛解と比較的相関することが示された。以上より、元来、妊娠における免疫抑制物質であるPAGはMFHにおいては宿主免疫に抗する目的で産生され、一方RAにおいては有効な免疫抑制物質として関節滑膜によってある程度産生されている可能性が示唆された。そこでMFH由来のPAGをRAの治療に応用できれば合理的であると考えられるので、その可能性の検索を試みた。まずMFHのヌードマウスへの継代移植を試み、10代を越える2系列を含む合計4系列の継代移植に成功した。それらのうち3系は細胞培養系に移せた。これらのMFH培養系をlimiting dilutionによるsingle-cell cloningによってクローン化し、Tittertek MultiskanをもちいたLive-Cell ELISA法にてPAG産生クローンを分離することに着手した。Live-Cell ELISA法の確立のために当科において樹立された抗骨肉腫単クローン抗体OST7及び骨肉腫細胞株TAKAO【II】を用い、各種条件の検索を行なったところ、0.1%glutaraldehyde固定後のmonolayerから安定した結果が得られたしかしながら、MFHのSingle-Cell Cloningには未だ成功せず現在更に研究を続行している。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 27-2. (1984)

    • Related Report
      1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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