Project/Area Number |
59571001
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Laboratory medicine
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
臼井 敏明 長崎大, 医学部, 教授 (90032127)
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Project Period (FY) |
1984 – 1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,350,000 (Direct Cost: ¥1,350,000)
Fiscal Year 1986: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1985: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1984: ¥750,000 (Direct Cost: ¥750,000)
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Keywords | 臨床検査情報処理 / 情報処理 / システム化 |
Research Abstract |
臨床検査情報の処理について多面的な検討を行うことを目的とし、検査成績の精度管理の手法の開発、多種目データの正常値の計算方法のプログラミング、臨床診断過程における有効的な検査項目の選択の手法、検査データ解析の基礎としてのデータ前処理などの一連の研究を行った。 臨床検査精度管理については新しく要因解析を目的とした管理図を開発し、従来の管理図より誤差発生の原因を容易に解析できるようにした。また現在広く行われている精度管理調査についても、広く応用できるプログラムを発表した。正常値計算法についても、集められたデータの性質に従って最適な計算法を選択し、自動的に正しい正常値を計算するプログラムを発表した。これらのプログラムはユーティリティプログラムとして市販され、すでに広く利用されている。 一方で年々増加の一途をたどる検査項目について、診断に必要な最小の検査項目を選択するためのプログラムを、細菌検査同定プログラムを例として確立した。この方法を一般疾病の検査選択に利用するには、疾病と検査異常の統計的なデータが必要であり、今後の課題となる。しかし脊椎疾病における検査値の変動を解析するに当って必要なデータの前処理方法を開発し、今後のデータ解析における基本的な処理方法を提案した。この解析方法は病態解析だけでなく、精度管理にも応用可能であり、従来用いられていた項目間比を用いた精度管理法の不合理性を指適すると共に、より有効な管理手法を提案した。 これらの研究過程において整理された検査情報処理方法を基本として、「臨床検査室におけるシステム化」として著書を発行した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)