商用周波数励磁下における電磁鋼板の鉄損の解析評価装置の試作
Project/Area Number |
59850013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用物理学一般(含航海学)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
志水 隆一 大阪大学, 工, 助教授 (40029046)
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Project Period (FY) |
1984 – 1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 1985: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1984: ¥6,300,000 (Direct Cost: ¥6,300,000)
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Keywords | 磁区 / 鉄損評価 / ストロボ観察 / 方向性電磁鋼板 / アモルファス鋼板 |
Research Abstract |
前年度に完成したラインサンプリング・マルチフレーム・ストロボ観察システムを用いて実際に生産されている方向性電磁鋼板を商用周波数下で励磁して、磁壁の移動のストロボ観察を行った。この結果鉄損の大きい試料は、磁区が均一に分布せずかつその特効も円滑に行われていないことが上記観察より明らかとなり、本研究で開発した解析評価方式が実用非常に有用であることが確かめられた。 特に励磁を上げて飽和領域に達するようになると磁区の生成消滅が生じてストロボ像特有の模様がみられることを新らたに見出した。又、方向性電磁鋼板のみならずアモルファス電磁薄板にも応用した結果、方向性電磁鋼板と同等の鮮明な磁区の観察が得られ、本方式がアモルファス試料にも有用であることが明らかとなった。 得られた結果は次の通りである。 (1) 5ミクロンのガラス被膜をもつ方向性珪素電磁鋼板(実用試料)について、鉄損の大きいものと小さいものとを選んでストロボ観察を行った結果、磁区の均一性、磁壁移動の円滑さが評価の有用な要因となることを実際に確かめることが出来た。 (2) 励磁電力を増加させ飽和領域に達するようになると磁区の生成消滅が生じてストロボ観察に特有の模様を示すことを見出し、この模様が試料の性質に密接な関係があることを見出した。 (3) 本方式をアモルファス電磁薄板に応用した結果、方向性電磁鋼板と同様、鮮明な磁区の観察が出来ることを確認し、本研究で開発した評価方法がアモルファス試料へも適用出来ることを確かめた。 今後は、より広領域の走査像観察が出来るよう、装置本体(JEM-200B)の改造が必要と思われる。又、回路系の改良を行うことによって時間変化を詳細に追跡出来るようになるものと期待される。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)