短周期ならびにやや長周期帯域の地震動記録の数値化とそれを用いた地震動特性の解明
Project/Area Number |
60020013
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research in Natural Disasters
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤野 陽三 東京大学, 工, 助教授 (20111560)
|
Project Period (FY) |
1985
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
|
Keywords | 長周期地震動 / 数値化 / 補正 / 強震記録 / 気象庁一倍変位強震計 / データバンク / ローカルマグニチュード / 実体波マグニチュード |
Research Abstract |
1. 長周期帯域地震動のデータバンク化 建造物・構造物の長大化に伴ない、固有周期が十秒台に入る長周期構造物が増大している。この種の構造物の耐震安全性を議論するのに必要な良質な記録が欠乏している。そこで本研究では、1968十勝沖体震・余震),宮城県沖、日本海中部地震の記録を三方向時刻を同定して数値化した。この数値化記録は広く公開し、皆さんに使っていただくようさらに整理する予定である。また、記録の数値化を今後とも続けていく。 2. 強震記録のデータバンク作りのための基礎的研究 建設省土木研究をはじめ諸機関管轄のSMAC系強震記録を公開していくのがすう勢と考えられている。公開に際しては、記録の補正方法、データバンクとしての使いやすさ、統一性が問題となる。そこで本研究では、これらのデータバンクに関連した問題を整理し、データバンクのあり方、補正方法(プログラム付)を提示した。 3. 強震記録から求めたローカルマグニチュードMl 我国で収録された強震記録を用いて、ローカルマグニチュードMlを求めた。その結果、グーテンベルグが提案した距離補正は我国では使えないことが判明した。 また、WWSSNのベニホフ地震計のピーク振幅(周期1秒前位)から求めた実体波マグニチュードを求め、Mlと比較し、両者の本関がよいことが確かめられた。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)