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鳥取地震及び丹後地震前後の震源分布の再調査

Research Project

Project/Area Number 60020033
Research Category

Grant-in-Aid for Research in Natural Disasters

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

佃 為成  京都大学, 防災研, 助手 (20027288)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords鳥取地震 / 丹後地震 / 断層モデル / 震源決定 / 余震
Research Abstract

鹿野・吉岡断層系で発生した鳥取地震(1943年)と郷村・山田断層系で発生した丹後地震(1927年)は、やや複雑な地震断層系活動の典型であるが、当時の地震資料を再調査し、より精度の高い震源分布を求め、さらに現在の微小地震活動と比較したり、測地データを考慮して最適な地震断層モデルを提出することを目的として、今年度は、主に、地震データ収集と新しい震源決定法のテストを行った。
まず、気象庁の地震月報に記載されていないデータを含めて、約48000個の地震読取りデータをコンピュータに入力した。方法は、全国の気象台や測候所から寄せられた読取値を気象庁で編集した原簿からコンピュータのビデオ端末の画面を見ながらキーインするもので、従来の方法、すなわち、原簿の数値や記号をコーディング用紙に書きとり、それをカードパンチする方法と比べ格段に能率が高いことが実証された。データチェック用のプログラムを走らせ、初歩的入力ミスを早目に修正できるというのも即時的処理のよさである。過去の地震データ処理のコンピュータ化への展望を開いたものといえよう。
気象庁のデータに加えて、京大阿武山地震観測所のデータも追加した。これは、気象庁のデータに欠落がないかを吟味するのに役立つ。
コンピュータのファイルに収められたデータを、今度は、地震毎に分類する作業を行う必要がある。自動処理が不可能な場合は人手による。現在その処理が進行中であるが、一部完了し、試験的な震源決定の結果によると、1943年鳥取地震の余震の特徴は、地震直後の数日ですら、本震の近傍ではほとんど発生せず、20Kmほど離れたところに集中しているということであった。
微小地震の観測は、丹後半島において2ヶ所で行われており、近くの常設の観測点のデータと合わせて最近の微小地震分布が得られている。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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