Project/Area Number |
60025009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research in Natural Disasters
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
長谷部 正彦 宇都宮大学, 工, 助教授 (80042307)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 1985: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | 農地圃場整備 / 応答関数 / 洪水到達時間 / 地下水流出 / 中間流出 / 流出率 / 逆探法 |
Research Abstract |
1. 研究目的 農地圃場整備(水路及び排水路)が年々進み、その増加に伴い過去の降雨特性と同じ規模にもかかわらず、流域の流出特性であるピーク流出量が増大し、かつ洪水到達時間が早くなってきている。本研究は、農地圃場整備の増加に伴うピーク流出量の増加、洪水到達時間の短縮及び応答関数(単位図)の変化等の流域特性に与える農地圃場整備の影響を検討し、降雨-流出系の流出構造を明らかにする。 2. 研究概要 (1)過去の洪水の水文資料により、年毎の水文特性(貯留量、応答関数、ピーク流出量、流出率及び洪水到達時間)の変化を検討した(長谷部・中尾・田中)。 (2).(1)により解析された結果と農地圃場整備率の年単位の時系列変化とを結びつけて、農地圃場整備による流出形態の変化を調べた(長谷部・須賀・田中・中尾)。 3. 主たる結論 (1)逆探法により、流出成分を中間流出成分と地下水流出成分とに流出分離し、各々の系について応答関数を求めた。その結果、地下水流出系の応答関数は、洪水毎にそれは変化が認められない。それに反して、中間流出成分の単位図の変化は下記の様に明瞭に認められた。 ア. 応答関数のピーク流出量が経年的に増加傾向にある。 イ. 応答関数の洪水到達時間は経年的に短縮傾向にある。 以上、二点より農地圃場整備により浸透効果・貯留効果が弱められていると考えられる。 (2)農地圃場整備事業の増加率の経年の時系列変化と、(1)で求めた応答関数のピーク流出量の増加及び洪水到達時間の短縮の傾向が、ほぼ一致していたことが認められた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)