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大気中の二酸化炭素濃度測定とその解釈に関する研究

Research Project

Project/Area Number 60030006
Research Category

Grant-in-Aid for Environmental Science

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

田中 正之  東北大学, 理, 教授 (90004340)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥14,500,000 (Direct Cost: ¥14,500,000)
Fiscal Year 1985: ¥14,500,000 (Direct Cost: ¥14,500,000)
Keywords二酸化炭素濃度 / 海水中の二酸化炭素分圧 / 炭素循環 / 非分散赤外分析計 / 二酸化炭素検定法 / 【^(14)C】同位体比 / 【^(13)C】同位体比 / タンデトロン
Research Abstract

本研究課題は計画研究の一つとして推進されてきたが、本年度が最終年度に当るため、それぞれの分担課題の研究の終結をはかると共に全体の成果のとりまとめを行った。1月下旬に研究連絡会を開催し、成果の検討を行ない、併せて成果報告書の内容を決定した。研究実績の概要は以下の通りである。
1.航空機・船舶を用いた日本上空および地球規模の大気中のC【O_2】濃度測定を計画通り実施した。これをこれまでの結果と合わせて、C【O_2】濃度の空間・時間分布に関して多くの重要な知見を得た。
2.海洋上の大気および表層海水中のC【O_2】濃度(分圧)測定を実施し、エルニーニョ現象に伴う熱帯海域のC【O_2】交換量の変動の機構を解明する手がかりとなるデータを取得した。
3.圧力法によるC【O_2】濃度の絶対検定法が確立された。これにより東北大学の重量法が検証され、わが国として2種類の独立の検定法を有することが可能となった。
4.タンデトロンおよび一般加速器による【^(14)C】の高感度計測が確立し、実際にその有用性が示された。また【^(13)C】の同位体比とC【O_2】濃度の双方の高精度データが蓄積された。これらはC【O_2】循環の解明に大きな手がかりを与えるものである。
5.大気の大規模輸送モデルを引きつづき進めた。
6.GEOSECSデータを用いた海水中の炭酸物質の解析から、工業化以前の大気中のC【O_2】濃度を推定する研究を進めた。人間活動の影響を受けていないと見られる海洋深層水がかって表層にあった時点での大気C【O_2】濃度は250〜260ppmであったという興味ある結果が確認された。
7.以上の成果を印刷公表すべく、各分担者の原稿の執筆割当てを決めた。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Tellus. 37B-1. (1985)

    • Related Report
      1985 Annual Research Report
  • [Publications] Tellus. 38B. (1986)

    • Related Report
      1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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