Project/Area Number |
60030014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Environmental Science
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
井上 勝也 千葉大学, 理, 教授 (70009033)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥10,300,000 (Direct Cost: ¥10,300,000)
Fiscal Year 1985: ¥10,300,000 (Direct Cost: ¥10,300,000)
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Keywords | 吸着材料 / 水中有機物除去 / イオン除去 / 窒素酸化物除去 / 鉄酸化物系吸着剤 / 炭素系吸着剤 / アパタイト系吸着剤 / セルロース高分子吸着剤 |
Research Abstract |
最終年度の研究として、分担5グループが各自の研究を一層強力に進める一方で、関連する吸着脱着プロセス研究班と討論を重ねて、成果のうち実用的発展の見込あるものを選定して将来計画を索定した。 60年度における当研究班各グループ別成果を下に概記する。 1.汚染物質除去のための吸着材料の探索(井上) 総合的に吸着性能が高い鉄酸化物沈着活性炭素繊維については、前処理条件、鉄酸化物沈着条件等を再検討し、且つNO吸着性能のほかベンゼン吸着、水銀イオン吸着、色素吸着等をも測定して特徴を把握した。平行して、探索実験として合成ジヤロサイト系、FeOCl型層状化合物系、鉄酸化物ピラー化ベントナイト等種々の物質を対象とした。 2.炭素系吸着剤による水中溶存有機物の吸着除去(荻野) 活性炭素繊維の水素処理による表面改質を試み、水中有機物吸着性能の向上を確め、同時に細孔構造との関係を明らかにした。またこのものは溶存フミン質の低分子量成分の除去に有効であることを確めた。 3.ヒドロキシアパタイトによる有害イオンの吸着除去(鈴木) 酸性排水中の有害陽イオン(【Pb^(2+)】,【Hg^(2+)】,【Cu^(2+)】)と有害陰イオン(【F^-】,【I^-】)とを、合成ヒドロキシアパタイトで同時除去する目的で、種々のイオン組合せについて吸着条件を求め実用性の見込みを立てた。アパタイトの構造変化を参照しながら吸着機構を明らかにした。 4.強磁性選択吸着剤による有害イオンの吸着除去(岡本) γ-【Fe_2】【O_3】微結晶によるリン酸イオン吸着実験を続行し、他の鉄酸化物と比較した。多孔性ニッケル焼結体による磁気分離を試みた。 5.セルロース系高分子吸着剤による排水中有害物質の吸着除去(木村) 合成されたセルロース系高分子吸着剤の代表的試料について、界面活性剤共存下でアニオン染料の選択的吸着を測定し、吸着性能と吸着剤の構造との関係を調べた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)