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合成有機化合物による地下水汚染機構の解明に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 60030085
Research Category

Grant-in-Aid for Environmental Science

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNational Institute for Environmental Studies

Principal Investigator

村岡 浩爾  国立公害研究所, その他, 研究員 (90029017)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords地下水汚染 / 有機ハロゲン化合物 / 侵入 / 排水 / ガスクロマトグラフィー / 保持指標 / 揮散 / 吸着 / 活性炭 / 水中落下 / 対流 / 地形地質 / 拡散 / 数値モデル
Research Abstract

研究計画に基づき、6分担課題に分けて研究を進めた。主要な研究成果は次の通りである。
(中杉)はトリクロロエチレンとテトラクロロエチレンについて生産から流通・消費に至る過程を追跡し、地下水汚染につながる経路として 1)物質を含む排水が土壌を経由して地下水へ至る経路、 2)事故等によって漏出した物質が土壌を経由して地下水へ至る経路、を明らかにした。
(森田)はクロロホルムからブロモホルムまでの65種についてキャピラリガスクロマトグラフを用いて、その保持時間と検出器感度を求めた。そして相対保持時間で表現することにより、ガスクロマトグラフに現れる未知ピークの同定もかなり容易になり、該当ピークの定量も部分的に可能となった。
(田井)は6種類の塩素系合成有機化合物について3種の風乾土壌(鹿沼土、黒ぼく土、真砂土)とガラスビーズへの吸着特性を調べた。この内、黒ぼく土の吸着能が最も大きく、トリクロロエチレンのFreundlich吸着等温式の定数はk=0.0039、1/n=1.01であった。
(村岡・平田)は飽和及び不飽和多孔体中を浸透するトリクロロエチレンの挙動を調べた。不飽和(完全乾燥)状態ではあまり拡散せず、速やかに浸透し、空隙中に物質はほとんど残留しないのに対して、飽和状態では浸透速度も小さく、間隙中に残留する。これらの実験と並行してヘルショウモデルを用いた浸透実験も行なった。
(新藤)は現に汚染されている地域で水平比抵抗法によって堆積物の比抵抗値を求めた。その結果、比抵抗値の分布とトリクロロエチレンの分布は見事に合致し、汚染源と想われる地域から汚染物質は旧河道をまとまって流下している様子が明らかにされた。また地下水流動に及ぼす人為的要因についても検討した。
(中辻)は広域的な地下水流動の数値解法について、地形・地質や境界条件の適切なモデル設定を行なった。そして現地データとの対比が可能な水平2次元モデルを開発し、透水係数や分散係数等のパラメータの同定を行なった。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 地下水と井戸とポンプ. 27-9. (1985)

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  • [Publications] J.Chromato.328. (1985)

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  • [Publications] 地下水問題研究会前刷集. 2. (1985)

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URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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