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¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1985: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
1.光合成細菌のN,Pの利用形態 処理すべき廃水中にはN,Pの種々の形態の共存が考えられるので、我々が選定した光合成細菌Rhodorpseudomonas palustn's,M-4株のN,Pの利用形態について検討した。その結果、本菌はN源としてN【H_4】塩、尿素によく生育するが、【NO_3】塩では生育が劣り、【NO_2】塩には全く生育しなかった。N【H_4】,【NO_3】,尿素をN源とし、それに同量(Nとして300mg/l)の【NO_2】塩を添加すると菌の生育は完全に阻止された。從って本菌は硝化細菌との組み合わせによる窒素の酸化除去は不可能であるが、メタン発酵廃液のように総べての窒素が還元されアンモニアに変換されている廃液の処理には有効である。リンは無機オルトリン酸、ポリリン酸、有機リンの何れの場合も菌の生育には殆んど差はなく、メタン発酵廃液の処理については問題はない。 2.リンおよびアンモニアの同時除去 リンおよびアンモニアの同時取り込みによる除去が可能であるので、その最適条件について検討した。即ち一般の排水のN/Pは5〜20であり、Pを20mg/lと一定にし、NをO-1,000mg/lとしてN/Pを0,5,10,15,20,50の6段階について好気・暗、嫌気・明条件にて培養した。10日間の培養で20mg/lのリンはほぼ完全に取り込まれた。リンの平均除去率は95〜98%(嫌気・明)、41〜86%(好気・暗)に達した。從ってリンの取り込み除去は50倍の高い濃度のアンモニアの存在下においても胎んど影響を受けず、メタン発酵廃液のリンの除去には有効と考えられる。アンモニアは始発濃度と関係なく約200mg/lが除去された。 その他、リンおよびアンモニアを系外に除去するために菌体の分離法について検討を加えた。
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