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¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Research Abstract |
クロロホルム,トリクロロエタン,P-クロロビフェニル,2,4-ジクロロフェノール,フェノール,トルエン,アニリンを用いて、炭酸ガスに手で生分解される無機化速度の測定を行うと同時にこれらの化合物の分解微生物の検索を行った。 フェノール,トルエン,アニリンに関して【^14C】でラベルした化合物を用い、活性汚泥による、連続および 回分培養による無機化速度を測定した。フェノール,トルエン,アニリンに対する【K_1】は1.6×【10^(-2)】, 4.5×【10^(-3)】,4.3×【10^(-2)】【hr^(-1)】であり【K_2】は2.1×【10^(-10)】,1.1×【10^(-9)】,2.6×【10^(-9)】ml.【cell^(-1)】.【hr^(-1)】(連続培養)であり、回分培養とほぼ同じ値であった。 【K_1】は無機化速度定数であり、【K_2】は細胞一匹当りの無機化速度定数である。これら3物質は容易に完全分解された。またトルエンおよびアニリン分解菌はフェノール分解菌の5〜10倍高い活性を有していた。フェノールは活性汚泥中で、8時間の反応で、30%が無機化され、4.9%が蒸発し、41.7%が反応液中に残存した。 P-クロロビフェニル分解菌を土壌中より検索したところ、P-クロロビフェニルを分解し塩素を離脱する細菌3株の分離に成功した。これらの株の1株はAlcaligenesに近い株と考えられた。(PCB3株)。このPCB3株は、200mg。【l^(-1)】のP-クロロビフェニルを唯一のC源として増殖でき、8日間の培養で増殖に伴い塩素をほぼ完全に離脱した。本株は、中間体と考えられるP-クロロ安息香酸に対しても塩素を離脱する性質を有していた。 クロロホルム,トリクロロエチレン分解菌の検索を行った。クロロホルム,トリクロロエチレンを資化する菌を純粋に分離することは出来なかったが、嫌気条件下で土壌と反応させることにより、両物質がかなり速い速度で減少することを見出した。現在分解菌の集積培養を行っている。
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