Project/Area Number |
60040005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
斎藤 正三郎 東北大学, 工, 教授 (00005224)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥24,100,000 (Direct Cost: ¥24,100,000)
Fiscal Year 1985: ¥24,100,000 (Direct Cost: ¥24,100,000)
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Keywords | 石炭 / CWM / COM / チキソトロピー / トール油 / 3相流動 / 液化反応器 / 溶媒抽出 / 熱分解 / 硫黄分布 / ガス化特性 / 超臨界ガス抽出 / 高温高圧気液平衡 / ピッチ / キャラクタリゼーション |
Research Abstract |
本研究で得られた研究成果の概要は次の通りである。 1)高濃度石炭-水スラリーの流動・伝熱特性 振動条件下での石炭-水スラリーの安定性に関する知見を得た。CWMに対するチキソトロピーモデルを提案し、静止・振動安定性の限界にあるCWMのチキソパラメータを決定した。CWMの伝熱特性を25〜150℃の範囲で明らかにした。 2)COMの安定性・流動特性 トール油脂肪酸をCOM用添加剤として用いると、COMの粘度が大幅に低下し、石炭高濃度化が可能となることがわかった。石炭の吸油力、COMの構造粘度の考え方を提案し、それらの有用性を明らかにした。 3)気液固3相移送・反応装置 液化器での灰分粒子のシミュレーレョンを行い、灰分粒子の沈積を防止する方策を得た。スラリー予熱器内の3相流動及び伝熱係数を測定し、種々の因子との関係を明らかにした。 4)溶媒抽出による石炭の前処理・二硫化炭素を1成分とする混合溶媒による抽出を行い、得られた抽出物及び残渣炭の性状を明らかにした。即ち、抽出物の各フラクションのキャラクタリゼーションを行い、また残渣炭の粘結性水素供与性、表面積を測定し、それらと抽出率の関係を明らかにした。 5)石炭の熱分解による前処理 ペンシルバニア炭を加圧水素気流中で熱分解し、形態別硫黄分布の動的挙動を脱硫モデルを用いて説明した。また急速熱分解域も含めた条件下で得たチャーのガス化特性の違いを比較検討した。 6)超臨界ガスによる重質炭化水素の抽出に関する研究 超臨界ガス-重質炭化水素系2成分及び3成分系高温高圧気液平衡を流通式相平衡装置で測定し、推算法を提案した。また各種超臨界がスを用いて太平洋炭、石炭及び石油系ピッチの抽出を行った。
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