Project/Area Number |
60040007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 進 東北大学, 金材研, 教授 (90005835)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥19,000,000 (Direct Cost: ¥19,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥19,000,000 (Direct Cost: ¥19,000,000)
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Keywords | トリウム / CMP抽出剤 / 群分離 / 無機イオン交換体 / 含浸型液体膜 / ダウンストリーム / 水熱固化 / 質量分析 |
Research Abstract |
本研究は、トリウムの原子炉照射を実施しつつ、分離法,測定法,同位体分析法,再処理法,廃棄物処理・処分法について基礎研究を行うものである。本年度の主な研究成果を以下に述べる。 1.CMP抽出剤による【III】価アクチノイド・ランタノイドの抽出反応〔鈴木 進・三頭聡明・佐藤伊佐務(東北大・金研)〕硝酸溶液中のAm(【III】),Ac(【III】),Ce(【III】),Pm(【III】),Eu(【III】),Tb(【III】)のCMPによる抽出反応を検討し、定量的に抽出できる条件を明らかにした。 2.水熱固化体の製造とその特性〔山崎仲道・叶原悟司(高知大・理)〕水熱条件下で、ケイ酸塩基質中に放射性廃棄物を固化・固定する水熱固化法を開発するために、固化反応機構、Cs・Srの固化固定相,固化収着率,浸出率について検討し、秀れた特徴を有する有望な固化法であることを確めた。 3.液体膜分離法のダウン・ストリームへの応用に関する研究〔秋葉健一(東北大・選研)〕【III】価アクチノイド・ランタノイドの代表としてEu(【III】)を選び、その含浸型液体膜による輸送を検討し、1-オクタノールを添加したジイソデシルリン酸ケロシン溶液を含浸した液体膜により、良好な輸送が可能なことを明らかとした。 4.無機イオン交換体の放射性廃液処理への応用〔井上 泰(東北大・工)〕Ti(【IV】),Zr(【IV】),Sn(【IV】),Nb(【V】)等の含水酸化物のイオン交換特性を比較検討し、Ti(【IV】)が典型金属の収着に、Sn(【IV】),Nb(【V】),Zr(【IV】)が遷移金属の収着と群分離に、Zr(【IV】)がTc,Mo等の収着に利用できることを示した。 5.質量分析法によるU,Th,希土類同位体の高感度定量分析〔岡本眞実(東工大・原子炉研)平井昭司(武蔵工大・原子力研)〕二次電子増倍管を備えた放射性同位体用の質量分析計を整備し、Uで 4.3×【10^(-12)】g,Ndで【10^(-12)】gの最高検出感度が達成できた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)