Project/Area Number |
60040036
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
浦野 良美 九州大学, 工, 教授 (90037698)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥25,900,000 (Direct Cost: ¥25,900,000)
Fiscal Year 1985: ¥25,900,000 (Direct Cost: ¥25,900,000)
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Keywords | 自然エネルギー / 太陽エネルギー / 顕熱蓄熱 / 潜熱蓄熱 / 長期蓄熱 |
Research Abstract |
〔1〕無塩式ソーラーポンドの性能向上に関し、ポリマーゲル水溶液の光物性値,熱伝導率,粘性係数を求める実験を行い、日射のある場合の伝熱解析及び蓄熱効率に関するシミュレーションを行つた(国友)。 〔2〕太陽熱顕熱システムの最適化に関して蓄熱槽効率推定表の作製及びバランス温度成層型蓄熱槽の影響因子の効果検討が行われた(中原)。潜熱蓄熱の最高性能化の研究は、金属伝熱面により純水を上方から冷却するときの凝固開始過冷却度が伝熱面の材質と表面の性質に依存する状況を明らかにした(斎藤)。 〔3〕太陽放射を受ける建築物の調湿機構に関する研究では、自然条件下特に太陽放射のある場合の建築材料の吸放湿特性を実験室内及び屋外模型家屋で実験を行い検討を行つた(宮野)。選択放射と水分蒸発による冷却効果を利用した外断熱壁体については、二重外被方式の効果について屋外比較実験により検証してその高性能化への研究を進めた(浦野)。太陽熱による空気の自然循環と室内温度調節に関する研究では、模型による屋外比較実験により圧力分布と熱交換の定性的特性を明らかにしてクールチューブの最適設計の数値解析を行い、実験室内模型により加熱条件と換気速度・流動パターン特性を検討した(藤井)。 〔4〕半地下居室に対する太陽エネルギーの最適利用技術に関する研究では、実大試験家屋で地中に水平に施す断熱材の有無が半地下居室の熱的性能に及ぼす影響について検討し、更にシミュレーションにより地中の壁周囲に施す断熱方法を各種検討を行つた(吉野)。湿つた地盤等の有効利用法に関する研究では、地盤の大容量・長期蓄熱体として利用するために含有水分の挙動の影響について検討し、常水面が存在し、かつ降雨が存在する場合の解析手法を示した(松本)。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)