Project/Area Number |
60045038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
亀山 秀雄 東京農工大学, 工, 助教授 (10114448)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 熱化学法 / 反応サイクル / 気固反応 / 水素エネルギー / セラミックバインダー / 充填層反応器 / シミュレーション / 反応モデル |
Research Abstract |
(1)反応は、UT-3サイクルの鉄系の2っの反応を取りあげた。反応固体は、0.01μmオーダのSi【O_2】のゾル溶液中に1〜3μmの【Fe_3】【O_4】粉末と1μm以下の結晶セルロースをミキサーで混合後、ゲル化、造粒、乾燥、焼成し、Si【O_2】のあみ目構造中に酸化鉄粒子を固定するように設計した。 (2)その際、混合割合、ゲル化時間、乾燥時間、焼成条件が反応固体の構造、反応性、耐熱性、強度にどのような影響を与えるかを電子顕微鏡観察、熱天秤試験、BET表面積測定により調べ、あみ目構造中への反応固体の固定条件を見出した。 (3)充填層反応器による実験データの解析から、反応固体の臭素化反応は逐次的に進行することが確認され、反応モデルとして昨年度の二重未反応核モデルを改良した構造モデル(均一反応モデルと未反応核モデルを組み合わせたモデル)を提出した。 (4)そのモデルを用いて、充填層反応器による30回の繰り返し反応実験をシミュレートするプログラムを作成した。その反応器シミュレータにより、実際にカルシウム系反応器と連結した場合の問題点を検討した結果、反応がゾーンを形成して進行すること、反応器の大きさとガスの流れの切り換え時間に一定の関係があることを見出した。
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