Project/Area Number |
60050029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
宮原 昭 名古屋大学, プラ研, 教授 (40023692)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | FMIT / 核融合材料 / 照射試験装置 / 中性子 |
Research Abstract |
FMITの概念に従う核融合が材料照射試験装置を、今日の加速器核融合炉、材料の技術的な知識に従って再検討し、設計を行った。試験装置は加速器、ターゲット、照射室、廃棄物処理の4部分からなりたつが、設計にあたっては特に次の点を重点的に検討した。(1)当試験装置に要求される大電流加速器器 トリチウム取扱い、放射損傷に強いマイクロプロセサーをもちいた遠隔操作技術、(2)2〜3年間にわたって連続運動を行うことの出来る高信頼度設計、(3)環境条件との両立性 等である。たとえば(2)項の2〜3年にわたって連続運転できるためには最近加速器や核融合の研究分野で成就された技術的成果-たとえばフィラメント型のイオン源の代りにECR放電をもちいること、JT-60の高周波加 源の開発-をとりいれる必要がある。(3)項は充分厚いコンクリートシールドの適用やスイミングプール型のシールドの適用によって環境面からの問題は少くすることが出来るが、その代り照射スペクトルがずれるという問題が生ずる。加速器その他の部品に低放射化材料をもちいるということも非常に重要なことである。遠隔操作による方向と、低放射化材料の採用のバランスはこの装置の稼動率を高くするためにさらに検討する必要があることも判って来た。 上記の基本的な方向づけにもとづいて、RFQ、Aevarez加速器の詳細設計を行い、ターゲットとしては第1段階として銅-ベリリウム合金の廻転円放をもちい 加速器のDutyを1000分の1から除々に1に近づける方式を検討した。これによって従来のRTNS-【II】と連続的に接続しうることは有意義と考える。 今後はさらに照射室および照射後試験設備の検討をすすめ、現実的な装置の設計を完成する所存である。
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Report
(1 results)
Research Products
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