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ベイズ法を用いたブランケット設計計算用データと精度の推定

Research Project

Project/Area Number 60050052
Research Category

Grant-in-Aid for Fusion Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

神田 幸則  九州大学, 国立大(その他), 教授 (40016845)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords感度解析 / ベイズ法 / 漏洩中性子スペクトル / Li中性子断面積
Research Abstract

Liの中性子断面積は、核融合炉におけるT生成率の評価に重要であり、正確な評価が望まれている。過去に、T生成率の測定値をもとにLiの評価済み断面積を統計学のベイズ法でadjustすることが幾つか試みられた。Liの中性子断面積は、現在ではT生成率の実験データをある程度再現できるようになったが、体系からの漏洩中性子スペクトルを再現するには精度が不十分だと認識されている。漏洩中性子スペクトルはT生成率等の積分量と比較して、より中性子断面積に関する詳細な情報を含んでいる。したがって、漏洩中性子スペクトルを用いてLiの評価済み断面積をadjustすることは、T生成率の場合よりも評価済み断面積の精度向上に寄与する。ベイズ法で断面積のadjustを行なう場合には、断面積の変化に対する漏洩中性子スペクトルの変化、感度を求めなければならない。T生成率のようなフラックスに関する積分量の感度は一般化摂動法で求められてきたが、漏洩中性子スペクトルの感度の計算には、一般化摂動法が有効でなく、過去に求められた例は少ない。本研究では、天然Li体系からの漏洩中性子スペクトルのLi中性子断面積に対する感度を直接法で求めた。計算に用いた体系は大阪大学強力中性子源OKTAVIANでの実験で用いられている直径120cmのものを用いた。変化させた断面積は【^6Li】(n,t),【^6Li】(n,n),【^7Li】(n,n),【^7Li】(n,n′)【^7Li】(n,n′t),と【^7Li】(n,2n)断面積である。漏洩中性子スペクトルの数百keV以上の領域の感度が強いものとして【^7Li】(n,n),【^7Li】(n,n′),【^7Li】(n,n′t)断面積であることがわかり、T生成率の場合感度の強かった【^6Li】(n,t)断面積は感度が小さく漏洩中性子スペクトルの計算精度の向上に寄与しないことがわかった。また、漏洩中性子スペクトルでLiの断面積をadjustする際には、【^7Li】の弾性散乱と非弾性散乱断面積が主に修正されることがわかった。このadjust方法、それに加え体系実験の誤差を考慮しながら、この結果を設計に利用し精度を検討すべきである。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report
  • Research Products

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  • [Publications] 日本原子力学会九州支部会予稿. A9. (1985)

    • Related Report
      1985 Annual Research Report

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Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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