Project/Area Number |
60101003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
福地 崇生 筑波大学, 社工, 教授 (60091922)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | データーバンク / データーベース |
Research Abstract |
性質・形態の異なる種々のデーターを接合して國際的なマクロモデルの作成・連結作業を円滑にするため、本研究チームでは分業して必要な種々の作業・研究を行なった。細野はIMF等の国際機関のデーターの形態やその利用に際して必要とされるソフトプログラムの性値や業際の利用法のサーベイを行なった。黒田は農業関係の資料を中心として環太平洋国際リンクモデルでの種々のデーターの利用法とか、それらのデーターを用いて作成したモデルの特性の分析を通じて各国のデーターの整合性のチェック等を行なった。木下は鉄鋼業のような産業を事例にとりあげ、産業別データーの特性を明らかにし、又マクロモデルとの接合可能性等の問題点を明らかにする研究を行なった。天野はマクロモデル中の為替レート・貿易関係の変数を中心としてもデルビルディングに際してのデーター間の整合性を檢討すると共に、日本の事例で予測用のモデルを作成し追試を行なってモデルの予測可能性等の種々の研究を行なった。金子はマクロモデルとソースの違う産業連関分析モデルの接合上の問題点を明らかにするためインドネシアを事例にとり上げマクロモデルと連結する問題点を研究し、又RAS修正法等によって将来の産業構造予測がどの程度可能かの研究を行なった。福地は従来のマクロモデルでは比較的看過されていた社会資本の外部経済効果を陽妻的にモデルにとり入れるためアジア6ヶ国について社会資本(元分野別)ストワのデーターの推測を行ない、これらを含む計量モデルを作成して公共投資効果等の分析を行なった。大西は世界の主要国を含む世界モデルの改良を通じてデーターの整合性等の問題点を明らかにすると共に政治的社会的変数申追加して分析を試みた。此等種々の研究はいずれも国際マクロ分析作業を改良・深化させる上で大変重要であり、此等の研究成果に基づいて今後国際マクロモデル作業が一部進歩すると期待される。
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