新SNAデータの改善と多目的利用に関する多目的総合統計データバンクの開発
Project/Area Number |
60101008
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
浜田 文雅 慶応義塾大学, 経, 教授 (20051229)
|
Project Period (FY) |
1985
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | マクロ経済モデル / 日本経済 / 景気変動 / 失業率 / 財政金融政策 / 短期予測 / シミュレーション / 新SNA / 分析プログラム / 資金循環分析 |
Research Abstract |
今年度は、新SNAデータを中心とする多目的利用の総合統計データ・バンクを実際に作成する方法およびデータ・バンクの作成を中心として作業が進められた。その結果は以下の5点に集約される。すなわち、1.NMFCプログラムの作成:磁気テープに収録された新SNAデータおよび資金循環データをマイクロコンピュータ用のフロッピーディスクに転送し、さらにこのデータファイルをマイコン用の計量経済分析プログラムMTSPのためのデータファイルに変換・収納するプログラムを開発した。MTSPはその作成者山田光男によってMS-DOS上で操作可能なものに発展させられた。2.DMRCプログラムの作成:磁気テープに収録された大量のデータをフロッピーディスクに転送しMTSP用データファイルに変換する前にデータの部分的更新、差し換えなどをおこなうことができる極めて効率の高い作業用プログラムを開発した。3.発生ベース所得の推計:新SNAの制度部門別所得支出勘定および資本調達勘定における実物的資金と金融的資金の収支バランスをより整合的にするための一つの接近法として現金ベースの所得と発生ベースの所得およびこの両者の差を求める方法が考えられ実際に主な要素所得について推定された。4.MTSPによるデータバンクの作成:新SNAの制度部門別所得支出勘定、資本調達勘定、資金循環勘定およびマクロ経済モデル用の関連データがMTSPデータファイルKOMH86としてフロッピーディスクに収納された。これにより日本経済の金融・実物総合モデルを作成する基礎および推定・シミュレーションのプログラムパッケージが整備された。この他に、北海道道央圏のマクロ・産業・エコロジー計量予測モデルのシミュレーションパッケージも準備された。5.貨幣市場と戝政のマクロ経済学的基礎の検討:以上のマクロ計量分析に対する理論的基礎の研究が一応のまとまりを得るに至った。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)