Project/Area Number |
60114007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山本 尚三 徳島大学, 医, 教授 (50025607)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥20,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000)
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Keywords | 細胞内プロセシング / 細胞膜 / レセプター / 膜酵素 / アラキドン酸カスケード / 活性酸素 |
Research Abstract |
研究目的:細胞膜の受容体の形成と機能には、種々のプロセシングが介在する。ある種の膜酵素は、限定分解によるプロセシングを経て、膜から遊離される。また、種々の細胞におけるアラキドン酸カスケードの発動や白血球の活性酸素の発生には、膜成分のプロセシングが考えられる。このように、細胞膜成分の形成とその機能発現におけるプロセシング機構を解明することを、本研究の目的とする。 研究成果:受容体の研究では、アセチルコリン受容体が前駆体として合成された後に、糖の付加が起り、さらにプロテアーゼによるプロセシングを受けて成熟型となり、その糖鎖構造が明らかにされた(林)。また、クローン化骨芽細胞のシクロオキシゲナーゼが、表皮成長因子によって誘導されるらしいことが明らかになり、その受容体機能とのかかわりが注目される(山本)。ラット正常グリア芽細胞をグリア成長因子により分化させる際に、形質膜の糖蛋白の糖鎖が質的に変化することが見出された(田中)。膜酵素に関しては、ラット腎尿細管刷子縁膜のγ-グルタミルトランスペプチダーゼが、分子量63000の不活性型前駆体として合成され、その後に糖鎖が付加され、さらにプロテアーゼ限定分解を受けて、活性型ヘテロニ量体となることが明らかにされた(松田)。アラキドン酸カスケードについては、ラット膵ラ氏島よりのインシュリン分泌の系で、イノシトールポリ燐酸とGTP結合蛋白とのかかわりが検討された(井村)。血管内皮細胞培養系でPG【I_2】産生を調べると、カリクレインによって血清蛋白の未知成分がプロセシングされて生じる新しいペプチドが、PG【I_2】産生を促進することが見出された(室田)。白血球膜のNADPH-【O_2】生成酵素の本体を明らかにするために、アフィニティラベリングを行った結果、分子量66,000の蛋白が標識された(水上)。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)