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ホルモン投与などによるトキ類人工増殖のための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 60129012
Research Category

Grant-in-Aid for Special Project Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

石居 進  早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1985: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywordsトキ / クロトキ / ウズラ / 生殖腺刺激ホルモン / 雄性ホルモン / 発情ホルモン / 卵巣 / 卵胞 / 糞
Research Abstract

本研究を総括し、その報告書を作成することが本年度の目的であったので、ここには報告書の概要を述べよう。
まず昭和57年以来の、トキの飼育循件下での自然繁殖の試みの経過を述べ、その問題点をあげた。そして人工増殖の方法とその可能性を述べ、それに必要な内分泌学的庁法を列挙した。
そこで、生殖に直接関与する生殖腺刺激ホルモンと性ステロイドホルモンの血中濃度の周年変化をトキに近縁なクロトキを用いて明らかにした。ついで同じ方法をトキに一部適用し、不完全なデータではあるが、アオという雌において、繁殖期には生殖腺刺激ホルモンの血中濃度が上昇し、クロトキの繁殖期におけるレベルぐらいには達していることを報告した。
次に、非繁殖期のクロトキにニワトリ脳下垂体から抽出した生殖腺刺激ホルモンを高濃度に含む糖タンパク質分画を注射し、卵胞の成長をひきおこすことに成功したが、完全な成熟卵をつくるにはいたらなかった。しかしニワトリのホルモンの注射が有効でありかへ無害であることが明らかとなった。そこでウズラの雌を用いて、二種ある生殖腺刺激ホルモンのどちらが有効かを調べてみたところ、両方が必要であること、さらに卵巣に成熟した卵をつくるにはかなり長期間のホルモン投与が必要であることを知ることができた。したがって注射以外の新しいホルモン投与法をトキには用いる必要があると考えられる。
ホルモン投与を行なうべき時期を知るには血中ホルモン濃度を調べる必要があるが、トキにおいては頻繁に採血する訳には行かないので、糞中のホルモン量から血中濃度を推定する方法をウズラを材料にして開発した。近くこの方法をトキやクロトキに適用してみることを計画している。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report
  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] General and Comparative Endocrinology. 59. (1985)

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  • [Publications] General and Comparative Endocrinology. 61. (1986)

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  • [Publications] General and Comparative Endocrinology. 62. (1986)

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      1985 Annual Research Report
  • [Publications] Journal of Endocrinology. 108. (1986)

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      1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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