Project/Area Number |
60129016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
松永 英 国立遺伝学研究所, その他, その他 (10000225)
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Project Period (FY) |
1985
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1985)
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Budget Amount *help |
¥15,000,000 (Direct Cost: ¥15,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥15,000,000 (Direct Cost: ¥15,000,000)
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Keywords | 実験系統情報 / データベース |
Research Abstract |
本研究の目的は、文部省所轄下の国・公・私立大学および研究所などに保存されている各種の実験生物系統についての情報を収集・整理して、それらをデータベース化するとともに、利用のプログラムを開発することである。昭和59年以来行っている、全国の大学・研究所に維持されている、動物、植物、微生物および培養細胞の実験系統についての調査によると、1,141個所で、延約動物7,000、植物93,000、微生物20万、培養細胞3,400の系統が保存されている。これらの概要を、まず実験系統保存の概括的展望を与える資料として、「国・公・私立大学等における実験生物系統」(昭和60年9月改訂)に纏めた。また、研究班の全体会議のほか、ショウジョウバエ、イネ、コムギ、培養細胞など材料別の専門会議を開いて、調査データの情報化について検討を行った。その結果はつぎのような印刷物となって関係の研究機関・研究者に配布された。すなはち、イネについては、遺伝子記号の統一と連鎖群の確定が緊急の問題であり、これらの作業の今までに得られた成果は、イネの遺伝・育種に関する研究情報とともに、RICEGENETICS NEWSLETTER VOL.2 (1985)として刊行された。我が国のショウジョウバエ実験系統は、国内の関係研究室で分担、保存しているが、それら122種1,220系統の所在情報をDROSOPHILA STOCK LISTIN JAPAN(1985年)およびその改訂版(1986年)として刊行した。微生物系統については、遺伝的特性の情報を整備する立場から、まず遺伝研の遺伝実験生物保存研究センターに保存されている大腸菌の系統について情報の取りまとめを行い、印刷物にした。近日中に、マウス・ラット、カイコ、コムギ、培養細胞などの実験系統の情報を纏めた印刷物を刊行する予定である。
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