Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1985: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Research Abstract |
1.有識者意見調査 次項のシンポジウムにおいて討議された問題点を素材として、調査計画を立案した。調査の実効を考慮して、調査対象は東京都内の国・公・私立の中学校・高等学校計1,000校の進路指導主事とした。方法は質問紙法で郵便によった。調査内容は進学準備のための受験勉強に関する次の諸事項とした。【◯!1】学力形成、学習や体験、社会観、自己確立との関係、【◯!2】人間形成への悪影響、【◯!3】友人との競争、【◯!4】自己評価との関係、【◯!5】その他。また、8府県の県教育委員会事務局、中学校、高校を訪問調査して実態に関する情報を収集した。 2.関係者による実態と問題点の検討 次のとおりシンポジウムを3回実施した。【◯!1】中学校・高校関係者3名を招き、進学準備と人間形成の実態を討論、【◯!2】心理学者2名をかこみ、学力構造と進学準備の関係等を討論、【◯!3】国立・私立の大学生4名を招き、中・高校時の進学準備等の体験と人間形成の関連を討論。そのうち第1回の内容を中間報告書として印刷した。 3.国立・私立の中学校・高校の入試問題の検討 国語,社会,算数,数学,理科,英語の各教科について、中学校入試問題4教科、高校入試5教科の昭和60年度入試問題を検討した。各教科ごとに、小・中・高校・大学・研究所の専門家各2〜3名ずつ計12名前後の検討委員会を組織し、各委員に分析を依頼した。主として首都圏所在の中・高校を対象に、入試問題の内容・目標及び難易の水準の妥当性を検討した。 4.学校経歴・職歴の追跡研究のための資料収集 次年度における本格的な追跡調査の準備として、秋田県・愛知県等の県教育委員会事務局・中学校・高校を訪問して、資料を収集した。
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