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視交差上核を介する内因性神経活性物質による代謝制御機構

Research Project

Project/Area Number 60226012
Research Category

Grant-in-Aid for Special Project Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

中川 八郎  大阪大学, 蛋白研, 教授 (20029937)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1985: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords視交差上核 / 血糖 / インシュリン / 摂食行動 / CCK / カルシトニン / インシュリン成長因子 / 肥満
Research Abstract

[研究目的] 糖およびその誘導体が視床下部視交差上核(SCN)に作用して、明暗依存性に高血糖を誘発すること、摂食行動の概日リズムに対する効果から判断して、血糖変動作用を有する活性物質の作用部位が識別可能であること等の我々の実験成績を踏えて、腦内に存在する神経活性ペプチドのエネルギー代謝調節機構とその作用部位を解析することを主目的として本研究をおこなった。
[実験結果]以下の実験は明暗の効果を比較するため12時間明-12時間暗の照明条件下でおこなった。1.インシュリン腦内注入の効果、インシュリンをSCNる投与すると、明期には血糖低下、暗期には増加作用を示した。また、血糖値の変動と一致して肝グリコーゲン代謝酵素の活性を速かに変動させること、これらの諸変動はSCNの破壊によって完全に消失することを見出した。2.腦内に存在する神経活性物質の注入による効果、上記のインシェリンを外続的に腦内に注入すると、明期の摂食量を増加させ、暗期の摂食量を減少させることによって摂食行動の概日リズムを破綻せしめるので、glutaryl CCK-8;pyroglutaryl CCK-8などのコレシストキニン誘導体、インシュリン成長因子【I】 【II】 カルシトニン、CGRP(Calcitonin-gene related peptide)を同様の方法で腦内に注入し、その効果を観察した。インシュリンとは異りこれらは暗期の摂食量のみを低下させることが判明した。3.CCK-8の作用部位の檢索。背側脚傍核、橋から視床下部腹内側核(VMH)へ投射するCCK含有ニューロンの破壊が肥満を誘発することを見出した。この実験結果はCCK-8がSCNよりVMHに作用していることを示す、他の活性ペプチドについても同様の実験結果を保つつある。但し、CCK-8誘導体 カルシトニンの腦内投与は血糖に有意な変化を誘導しないことも確認している。以上の実験結果はインシュリンのみがSCNに作用していることを示しているので、その代謝調節機構の解析をす、めている。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] American Journal of Physiology. 249-RICP18. (1985)

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      1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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