Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新川 健三郎 東京大学, 教養学部, 教授 (50012480)
有賀 貞 一橋大学, 法学部, 教授 (80054302)
亀井 俊介 東京大学, 教養学部, 教授 (70012325)
嘉治 元郎 放送大学, 教養学部, 教授 (20012198)
斎藤 眞 (斎藤 真) 国際基督教大学, 教養学部, 名誉教授 (40009767)
|
Budget Amount *help |
¥7,800,000 (Direct Cost: ¥7,800,000)
Fiscal Year 1987: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1985: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
|
Research Abstract |
昭和62年度は本プロジェクトの最終年度にあたり, 各研究分担者の過去2年間の研究成果を踏まえて各自の分担についての最終成果をまとめる作業に当たった. そして, 報告論文を適切な形で編集して研究モノグラフの形で出版すること及びその具体的内容が7月の会合で決定され, さらに12月の執筆打ち合わせ会で各分担課題の相互関連について入念な検討が加えられた. その結果, I知的潮流, II移民・労働・農民, III政府とビジネス, IV国際関係の各分野に分かれて各研究分担者が研究成果をまとめることで合意をみた. その内訳の例えば以下である. 本間長世は世紀転換期における知的文化の変容を, 岩野一郎は新移民の教育問題を, 野村達朗は工場における労働文化の変質を, 平田喜彦は世界経済の中でのアメリカ経済の位置を, そして斎藤眞はアメリカ太平洋艦隊の1907〜09年の世界周航を, それぞれ論ずる. 各研究分担日がそれぞれの論文を準備する一方で, 62年10月には世紀転換期農民運動の研究を専門とする横山良氏(徳島大学)を講師に招いて, この時期のアメリカ国内政治文化に関する近年の研究動向を話し合う機会を得た. 各研究分担日の論文トピックに合わせて行なわれた先行研究の書誌的調査とともに, 横山氏の発表は本プロジェクトの最終成果報告書を研究史上でも十分意義あるものにする一助となると信ずる. 本年度はプロジェクトの最終年度に当たったため, 図書・資料の購入はあまり大規模に行なわれなかった. それでも合計44冊の外国図書が購入され, 研究分担日の用に供された. 発注図書の一部の到着が遅れたため, 研究分担者の最終成果報告論文の作成進度は必ずしも一様ではないが, 本年秋には十分な成果報告書が提出されるものと信ずる. なお, 「現代アメリカの起源(仮題)」と題する単行本として本プロジェクトの報告書を東京大学出版会から昭和63年秋までに刊行する計画である.
|