Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 時正 東京工業大学, 工学部・一般教育等・人文社会群, 助教授 (40126280)
道家 逹将 東京工業大学, 工学部・一般教育等・人文社会群, 教授 (40016340)
江頭 淳夫 東京工業大学, 工学部・一般教育等・人文社会群, 教授 (90016577)
穐山 貞登 東京工業大学, 工学部・一般教育等・人文社会群, 教授教授 (50016341)
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Budget Amount *help |
¥36,000,000 (Direct Cost: ¥36,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 1985: ¥32,000,000 (Direct Cost: ¥32,000,000)
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Research Abstract |
1.本学の留学生, 日本人学生を対象に意識調査を行った結果, 以下のことが判った. (1)大学における自己の向上に関しては, 入学前の期待に比して入学後の現状評価はかなり下る. そのパターンは全学生に共通する. (外国人研究生を除く) (2)本学では, 高学年に研究室中心の教育体制となるが, これにより自己向上の評価は高まる. これは日本人も留学生も変らない. (3)学部段階に比して, 大学院段階の方が, 満足度が高い. 2.全国22大学等で, 理工系留学生の受入れ体制について, 多項目のアンケート調査を実施し, 以下の問題点を明白にした. (1)国立大に比べ, 私大の方が留学生受入れに積極的である. (2)文部省奨学金の額は高すぎるという意見が多い. (3)留学生増加も考慮した, 一般教育の見通しが求められる. (4)学部段階と大学院段階とでは, 留学生教育の実状, 問題が異なる. (5)日本語教員は専任職が少なすぎる. (6)全般に亘って意見も実情も多様であり, 今後の我国の留学生受入制度は多様化に対応してゆく必要がある. 3.理工系の教育研究機関では, 留学生のためのより実際的な日本語教材が必要とされているので, 現実に近い形の講義をもとにしたビデオ教材を開発した. これを活用することにより, 講義の理解を深める学習が可能になった.
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