Project/Area Number |
60460021
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
核・宇宙線・素粒子
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
平良 俊雄 神奈川大, 工学部, 教授 (10101320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田阪 茂樹 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (60155059)
鳥居 祥二 神奈川大学, 工学部, 助手 (90167536)
立山 暢人 神奈川大学, 工学部, 専任講師 (30102239)
白井 達也 神奈川大学, 工学部, 助教授 (20102238)
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Project Period (FY) |
1985 – 1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥7,500,000 (Direct Cost: ¥7,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1985: ¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
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Keywords | 反陽子 / 一次宇宙線 / 原子核乾板 / 気球 |
Research Abstract |
本年度は、カナダにおいて、気球による宇宙線中の反陽子の観測を行うべく、準備を進めてきたが、カナダにおいては、気球実験は中止されたままであり、アメリカの国立科学気球施設(NSBF)が行うカナダにおける気球飛揚計画も1987年以降に延期されたため、観測実験を実施することはできなかった。 アメリカの気球実験再開とともに、いつでも反陽子観測実験が行えるよう待機している状態であるが、本年度は、そのため、以下の準備作業を進めてきた。 1.カナダでの気球実験は、ヒッチハイクの形をとることになるので、昨年度購入した気球は、カナダで使用する予定がなくなったので、日本に輸送し、文部省宇宙科学研究所に保管をお願いした。 2.原子核乳剤の厚膜塗布のため補助装置を作成し、厚膜塗布のテスト実験を行い、安定した乾板作成方法を調べた。 3.上記乾板のテスト現像をくり返し、最適な現像方法について調べた。 4.気球実験に用いる観測装置(回転装置つき乾板収納器)及びそのための補助装置(乾板用パンチャー等)を設計し、作成した。又その動作実験テストを行った。 5.反陽子イベント検出のため、加速器による反陽子イベントを調べ、プリンスアルバート・スタック中の反陽子イベント候補の検出方法及び、その記録方法について検討を行った。 6.上記の原子核乾板中での反陽子イベント候補の効率良い検出方法を検討し、VTR,精密座標測定器及び計算機との連動を、ハード及びソフトの面からテストを行い、イベント解折方法の準備を行った。
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