Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田谷 久美子 東京大学, 医学部, 教務職員 (20125983)
正木 基文 東京大学, 医学部, 助手 (90101120)
川上 憲人 東京大学, 医学部, 助手 (90177650)
三浦 邦彦 東京大学, 医学部, 助手 (40181846)
小泉 明 東京大学, 医学部, 教授 (60009892)
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Budget Amount *help |
¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Research Abstract |
1.(1)Breslowの7つの健康維持要因(喫煙, 飲酒, 睡眠時間, 朝食, 間食, 体重管理, 及び身体運動)の遵守, (2)発がんや成人病発症に悪影響を与える陰性食品群(肉・てんぷら等)並びに, これらの発症に予防的に働く食品群の摂取状況, 及び(3)ストレスの程度, 身体的健康状況(ADL)及び主観的健康満足度に関する総合的な質問用紙を設計し, これらを尺度化する手法を確立した. 2.人体内で生じた遺伝子変異の測定は, (1)リンパ球培養により染色体DNAに生じた変異の鋭敏な指標として注目されている姉妹染色分体交換(SCE)法, と(2)リンパ球をEBウィルス・トランスフォーマントのfeeder layer上でクローン化して突然変異率を正確に測定する方法の二法により行う. 尚, リンパ球培養クローン化した後6ーthio guanineを含む培地で培養する事によりHGPRT(-)細胞の割合を求め, 人体内リンパ球に生じた突然変異率を求めた. 3.上記相関性の検討に際し, (1)喫煙, 飲酒, 並びに陽性食品摂取量とリンパ球染色体遺伝子の変異量との定量的関連性, 並びに(2)ストレス, 身体的健康度(ADL), 及び主観的健康満足度との関係に注目し, 年齢及び遺伝要因との交絡を考慮しつつ定量的に検討を行った. 4.上記(2)の検討の結果, 喫煙, 飲酒, 陰性食品摂取が高いにもかかわらず染色体遺伝子変異の少ない集団(生理的低反応群)及び, 逆に喫煙, 飲酒, 陰性食品の摂取が低いにもかかわらず変異の大きな集団(生理的高反応群)を同定すると共に, ストレス, ADL等に関する得点が低いにもかかわらず主観的健康満足度の高い集団(心理的高反応群)並びにその逆集団(心理的低反応群)の発見を試みた.
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