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新しい細胞増殖因子の量産化とそれに対するモノクローナル抗体作製の試み

Research Project

Project/Area Number 60870028
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 内科学一般
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

春日 雅人  東京大学, 医学部, 助手 (50161047)

Project Period (FY) 1985 – 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥14,500,000 (Direct Cost: ¥14,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥5,400,000 (Direct Cost: ¥5,400,000)
Fiscal Year 1985: ¥9,100,000 (Direct Cost: ¥9,100,000)
Keywords細胞増殖因子 / 複合糖質
Research Abstract

我々はヒト白血病細胞株(HL-60)培養液上清中に、白血病細胞株の増殖を促進し、同時にインスリン様作用を持った新しい増殖因子を見い出した。この増殖因子について以下の様な新知見を得た。
1.この増殖因子の純化操作に、今回DEAE-セファロースおよびトヨパールHW-50のクロマトグラフィーを加えることにより、本物質をより効率よく得ることに成功した。純化操作は2段階のHPLCの操作を含む全6段階であり、2lの培養上清中より約1μgのHPLC上単峰性の物質が得られた。その回収率は約10%であった。
2.このような純化操作で得られた標品は、諸種の性状から判断して純粋なペプチドや蛋白ではなく、多量の糖鎖から成る複合糖質であることが示唆された。環元糖の測定によると、蛋白量1に対して20前後の重量比で糖質が含まれていることが判明し、ガスクロによる分析では、中性糖としてはグルコースおよびガラクトースが5:1の割合で含まれていた。
3.本物質をSDS-PAGEにて分離すると分子量10,000前後の部位に本活性を持つものが回収される。
4.純化した標品においても、ラット脂肪細胞における脂肪合成の促進、白血病細胞株(HL-60)の増殖ならびにコロニー形成を微量(pg)で促進する。
今後、複合糖質のペプチド部分、糖鎖の解析をさらに進め、この活性の発現にどの部分がより重要な役割を果たしているか明らかにする。またモノクローナル抗体の作製も開始する予定である。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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