細胞増殖・癌化機構におけるチロシン燐酸化標的蛋白質の同定とその生理的役割
Project/Area Number |
61015014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
春日 雅人 東大, 医学部, 助手 (50161047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 徹 明治薬科大学, 助手 (70150745)
門脇 孝 東京大学, 医学部, 助手 (30185889)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥5,500,000 (Direct Cost: ¥5,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥5,500,000 (Direct Cost: ¥5,500,000)
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Keywords | チロシンキナーゼ / ホスホチロシン抗体 |
Research Abstract |
我々は、チロシンキナーゼ活性を持つ受容体を介する情報伝達系路について、ホスホチロシン抗体を用いて検討し以下の結果を得た。 1.細胞をインスリンで刺激すると、1分以内にその受容体のβサブユニットと分子量185,000の蛋白のチロシン燐酸化が生じ、最大に達する。 2.細胞をインスリン様成長因子(IGF)-【I】で刺激すると、1分以内にその受容体のβサブユニットと分子量185,000の蛋白のチロシン燐酸化が生じ、最大に達する。 3.インスリンとIGF-Iによってチロシン燐酸化される分子量185,000の蛋白は、ホスホペプチドマッピィングより同一の蛋白であった。 4.細胞を上皮成長因子(EGF)で刺激すると、1分以内にその受容体と、c-erbB-2の遺伝子産物がチロシン燐酸化される。 5.インスリンとIGF-Iは非常に類似したチロシン燐酸化系路を持つが、EGFはこれらと異るチロシン燐酸化系路を持つ。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)