火山噴火災害の地域社会に及ぼす影響と住民意識(続)
Project/Area Number |
61020008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research in Natural Disasters
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
田崎 篤郎 群大, 教養部, 教授 (60008183)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大畑 裕嗣 東京大学, 新聞研究所, 助手 (10176977)
後藤 将之 東京大学, 新聞研究所, 助手 (40178455)
橋元 良明 東京大学, 新聞研究所, 助手 (50164801)
三上 俊治 東洋大学, 社会学部, 助教授 (00114661)
広井 脩 東京大学, 新聞研究所, 助教授 (80092310)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 火山噴火災害 / 地域社会 / 社会的影響 / 社会変動 / 復興過程 / 防災対策 / 地域防災計画 |
Research Abstract |
本年度に実施した主な作業は、以下の二つである。 1.全国主要火山についての資料の整理。 この作業は、火山噴火災害の地域社会に及ぼす影響を明らかにするためのもので、北海道駒ケ岳、十勝岳、浅間山、伊豆大島、三宅島、阿蘇山、雲仙岳、桜島の8火山について、以下の資料を整理した。(1)噴火災害に関する資料:明治期以降の大規模噴火災害に関する資料(公的記録、統計資料、新聞記事など)。(2)地域社会の変動に関する資料:昭和20年以降に大規模噴火が発生した火山の周辺市町村の社会変動に関する統計資料。(3)噴火災害後の複興過程に関する資料(統計資料、自治体史、新聞記事など)。(4)防災対策に関する資料:火山周辺市町村の防災対策(地域防災計画など)や自主防災組織の現状、及びそれらの形成過程の資料。これらに資料については、資料目録を作るとともに、カードによる検策が可能な形式で整理を行った。また、(2)、(3)による統計資料で、火山地帯周辺地域の人口、産業構造、自治体財政、住民生活などの時系列的変化の分折に着手した。 2.住民意識調査の実施 北海道駒ケ岳、十勝岳周辺の6町で、一般住民を対象に、(1)火山噴火災害の知識、(2)火山活動の観測・予知体制の知識、(3)自治体の防火対制の知識、(5)災害観などを主要調査項目とする住民調査を実施した。また、浅間山、伊豆大島、阿蘇山、桜島などの他の火山周辺の住民を対象とする調査も企画した。 これらの作業は、当初3年の計画で始ったものであり、そのため本年度で完了することができなかった。残された作業については、今後早急に完了する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)