礼文島における新しい自然保護の手法の確立をめざして
Project/Area Number |
61030003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Environmental Science
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
谷口 弘一 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60002771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄司 太郎 国際基督教大学, 教授 (90052216)
中山 和彦 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (50091913)
三上 日出夫 札幌大学, 女子短期大学部, 教授 (80073526)
沼田 真 淑徳大学, 教授 (10009037)
今堀 宏三 鳴門教育大学, 副学長 (80029602)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | レブンアツモリソウ / 環境教育 / 人工受粉 |
Research Abstract |
レブンアツモリソウの生態系については、前年度に引き続き1)細胞培養の基礎実験を行った。2)昭和61年度採種した種子の培養実験(以上 庄司)と標識株100株の生育記録と人工受粉を行った。この標識株の受粉率は、60%を示したが、本年度は気象条件が悪く、このデータは興味ある結果を示した。 気象データ収集は、自動記録器のトラブルにより一部収集不可能となり、次年へ繰り越すことになった。 稀少植物の種子播種は、天候不順のため種子を播種することができなかった。 環境教育カリキュラムは、島内の小中学校2校の協力を得て、現在進行中である。 6月中旬の人工受粉は2000株を行った。このことは、保護がうまくいき、昭和58年調査時の2倍に株が増えたものと考える。これは、当時の開花株が14ha中2000本であったが、本年度人工受紛を行った所は5ha前後であり、約4000本の開花株が生育するものと推定される。昭和61年度播種したレブンアツモリソウの種子は、全く発芽のきざしはみられない。 以上のように、レブンアツモリソウの生態把握、稀少植物の保護については、まだ数年の調査研究が必要である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)