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内陸-沿岸系の環境特性に基づく保全と活用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61030005
Research Category

Grant-in-Aid for Environmental Science

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

庄子 貞雄  東北大, 農学部, 教授 (10005605)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 豊彰  東北大学, 農学部, 助手 (10176349)
菊地 永祐  東北大学, 理学部, 助教授 (00004482)
長内 健治  東北大学, 理学部附属臨海実験所, 教授 (60004272)
乗木 新一郎  北海道大学, 水産学部, 助教授 (80109511)
石渡 良志  東京都立大学, 理学部, 教授 (90087106)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥13,000,000 (Direct Cost: ¥13,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥13,000,000 (Direct Cost: ¥13,000,000)
Keywords緑農地 / 河口域 / リグニン / 重金属 / 海水交換 / 有機汚染底泥 / 生物生産 / コウライシバ / ムラサキイガイ / マナマコ / ヨシ / 陸稲 / 養魚場 / 汽水性ラグーン / パイライト / 水田 / データベース化
Research Abstract

本研究は、内陸部と河口沿岸域の環境特性と両者の相互関連を環境科学的視点より明らかにし、沿岸内陸部の保全と活用に対する展望を得ることを試みたものである。結果の概要は以下の通りである。灌漑用水に多量に含まれる重金属はそれを灌漑水としている水田土壌に蓄積しており蓄積した重金属の流出は極めて緩慢である(岡崎)。潮害を受けやすい与那国島においては耐塩性と放収圧に強いコウライシバは土壌侵食の防止や草地生産に寄与しうる(根本)。天童川の河口域において河川勾配,河川流量・流速より淡水と海水の混合とその広がりを推定(杉本)。底泥中の有機物の8【^(13)C】を指標として東京湾における陸起源物質の寄与を検討した結果、有機物の20〜30%が陸起源であった(石渡)。沿岸及び河口域の海底中では無機化したアンモニアの50%は土壌微生物により再有機化する(小池)。河川中のSSに含まれる重金属の沿岸域から外域への分散は非常に大きい(乗木)。赤潮の生物学的制御の一手法として赤潮鞭毛藻をムラサキイガイに捕食させ、海底に沈降した糞や偽糞をさらにナマコに捕食させるというアイデアを実験的に検証(長内)。仙台市の蒲生ラグーン奥部の生産力機構を解析し、平水時は植物プランクトンの増殖率は海水交換による流去を上まわり、増水時にはラグーンより流出されるという生産機構を推定(菊地)。河口ラグーンに堆積した汚底泥は、無機物質としてスメクタイト粘土やパイライトを多量に含み、易分解性有機物や可給態リン酸や栄養塩類の含量が高い(伊藤)。漁業資源が陸起源物質の負荷などによって受ける影響をシラスの来遊量と現存量を指標として評価するために基礎資料のデータベース化を行った(石井)。ヨシ原の形状および面積と洪水疎通能力との関係を定量的に評価し、アシ原がある程度以下の幅の場合は洪水時にアシがなびくことによって水の疎通を助けていることを示した(澤本)。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
  • Research Products

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  • [Publications] 菊地永祐: J.Exp.Mar.Biol.Ecol.97. 81-93 (1986)

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      1986 Annual Research Report

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Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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