大気中および水中の超微粒子のサンプリング法と化学計測法の開発
Project/Area Number |
61030040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Environmental Science
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
水池 敦 名大, 工学部, 教授 (20022973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 茂 九州大学, 理学部, 教授 (00037136)
志水 隆一 大阪大学, 工学部, 教授 (40029046)
小島 次雄 京都大学, 工学部, 教授 (20025810)
河口 広司 名古屋大学, 工学部, 助教授 (40023220)
増田 閃一 東京大学, 工学部, 教授 (40010615)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥17,000,000 (Direct Cost: ¥17,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥17,000,000 (Direct Cost: ¥17,000,000)
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Keywords | 超微粒子 / 電気移動度 / 粒径分布 / アザアレーン / 電子顕微鏡 / 二次イオン / 質量分析法 / 遠心分離 / 無機コロイド / フミン物質 / 酵素 |
Research Abstract |
1.大気中の超微粒子 超微粒子をコロナ放電により荷電して生ずる正コロナパルスを利用する検出法とモビリティーアナライザで粒子を分級する方法を組み合わせて、従来困難であった0.01μm以下の超微粒子や負イオンを検出できるサンプリング装置を開発した。また試料を直接ICPに導入して、粒子の発光で生ずるパルス状の発光スペクトル線強度を波高分析し、エアロゾルの元素別粒子数の直接測定を可能にした。更に粒径と粒子数の減少速度の関係を確立し、未知試料の組成と粒径分布を同時に求めることができた。微粒子中の塩基性含窒素有機化合物の分子構造を推定するために、ポストカラム反応法やアルミナTICのRf値から得られる窒素原子の遮蔽状況と蛍光スペクトルから得られる環構造についての知見を組み合わせて検討した。超微粒子個々の表面分析としては、蒸着中の微粒子の成長及び高分解能電子顕微鏡観察中高速電子照射のために微粒子が移動,合体する過程を原子レベルで直接動的に観察した。また試作液体金属イオン源を用いた高空間分解能サブミクロンSIMSにより超微粒子の粒子別バルク組成及び表面組成分析を行い、マルチチャンネル並列検出方式と装置全体の性能評価をし有用性を確認した。 2.水中の超微粒子 水中の懸濁粒子の遠心粒径分画-吸着微量金属の選択的脱着法,フミン物質のインジウム処理XAD-2樹脂微粒による吸着分離法と水酸化鉄(【III】)共沈浮遊分離法の開発,正の無機コロイドに吸着した超微量重金属の定量法及び超微粒子の形態,化学組成を調べるための新電子顕微鏡試料調製法を開発した。また酵素担持微粒子(微生物,細胞破砕片,遊離酵素)活性測定をするためにリン化合物の化学形の変換経路や変換速度を高速液体クロマトグラフィーとフローインジェクション分析法により追跡するフェイトアナリシスの技法を開発した。
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Report
(1 results)
Research Products
(13 results)