Project/Area Number |
61035039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Environmental Science
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
武田 裕 阪大, 医学部, 講師 (20127252)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 秀幸 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
島津 敬 大阪大学, 医学部, 助手 (50178935)
堀 正二 大阪大学, 医学部, 助手 (20124779)
井上 通敏 大阪大学, 医学部附属病院, 教授 (30028401)
中馬 一郎 大阪大学, 医学部, 教授 (10028269)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1986: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 心筋細胞 / 培養 / 細胞障害 / 環境因子 / 形態的指標 / 機能的指標 / 強磁場 |
Research Abstract |
1:環境因子の生体影響評価モデルとして、ラット新生児由来の幼弱心筋培養細胞系及び、成熟ラット由来の成熟心筋培養細胞系を各々確立した。更に両者のモデルとしての有用性を形態的、及び代謝的側面より比較し、後者がより適切であることを明らかにした。 2:各種環境因子の生体への影響評価の指標として、細胞障害の程度を示す指標として、形態的側面、及び機能的側面の両面より評価する必要があることを明らかにし、具体的な指標として、下記の物を選定した。 1)形態的指標 a)rod/total(=rodtround)比 b)トリパンブルー染色性 c)細胞表面macroblebの出現 2)機能的指標 a)[【^3H】]leucineの取り込み b)各心筋における最大収縮速度 3:環境因子の例として、強磁場(磁束密度1T)曝露に対する影響を上記の2)のb)を除く各項目について調べた。(曝露時間30分間) rod/total比 tripanblue macrobleb [【^3H】]leucine取り込み(%) 非染色性(%) 形成(%) (pmol/hr/【10^4】cell)対象群 58.9±6.7 63.5±5.1 <3% 12.0±1.7曝露群 60.5±5.9 62.3±7.2 <3% 15.5±3.5各項目は両群の間で有意差を認めず、短時間の曝露については特に有害な障害を受けないと考えられた。4:今後、他の環境因子による影響についての考察に加え、ヒトへの外挿の可能性を検討する予定である。
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