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ジオキシンの発生障害作用のグルタチオンによる修飾

Research Project

Project/Area Number 61035047
Research Category

Grant-in-Aid for Environmental Science

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

安田 峯生  広島大, 医学部, 教授 (50079688)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平林 徹  広島大学, 医学部, 助手 (10181182)
Project Period (FY) 1986
Project Status Completed (Fiscal Year 1986)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1986: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsジオキシン / ダイオキシン / TCDD / グルタチオン / 発生毒性 / 口蓋裂
Research Abstract

環境汚染物質として関心を集めており、マウスでも強い毒性を示すことが知られている2,3,7,8四塩化パラジオキシン(以下TCDDと略)の発性障害作用が、母体のグルタチオン・レベルによってどのように影響されるかを検索した。JcI:ICRマウスを終夜交配し、腟栓形成日を妊娠0日として、妊娠8日より13日まで毎日1回,還元型グルタチオン300mg/kgを強制経口投与した母体(高グルタチオン群)と、体内のグルタチオンのレベルを低下させる働きのあるマレイン酸ジエチル350mg/kgを妊娠12日に強制経口投与した母体(低グルタチオン群)を用意し、それぞれ妊娠12日(TCDDにより口蓋裂が最も高頻度に誘発される時期)にコーン・オイルに溶解したTCDDの5ないし80μg/kgを強制経口投与した。妊娠18日に胎仔を取り出し、口腔を含む外表観察の後、約半数の胎仔はブアン液で固定し、内蔵の観察を行った。残りの胎仔は剥皮後95%エタノールで固定し、骨・軟骨二重染色標本を作製して、骨格の観察を行った。TCDDにより誘発された奇形は主に口蓋裂及び腎盂(盤)拡大であった。骨・軟骨の変異はTCDDの催奇形性検出指標しては感度がさほど高くなかった。非修飾群ではTCDDの40ないし80μg/kg投与により胎仔の約75ないし90%に口蓋裂が、またほとんど全例に腎虚拡大が誘発された。高グルタチオン群でもこれらの異常の頻度はほぼ同様で、軽減効果は認められなかった。非修飾群ではTCDDの5ないし10μg/kg投与により胎仔の約2ないし10%に口蓋裂が、また約30%に腎盂拡大が誘発された。低グルタチオン群ではTCDD5ないし10μg/kg投与により胎仔の約20ないし30%に口蓋裂が約60%に腎盂拡大が誘発された。しかし、マレイン酸ジエチルには種々の作用があり、本実験で認められたTCDD発生障害増強作用がグルタチオン低下と特異的に関係しているか否かは更に検討を要する。

Report

(1 results)
  • 1986 Annual Research Report
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All Publications (3 results)

  • [Publications] Yasuda,M.: Toxicology Letters. 31 SuPPl.79 (1986)

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  • [Publications] Yasuda,M: Teratology. 34. 454-455 (1986)

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  • [Publications] 安田峯生: 環境科学シンポジウム1986講演報告集. 310-311 (1986)

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URL: 

Published: 1987-03-31   Modified: 2016-04-21  

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