Project/Area Number |
61040006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
矢沢 彬 東北大, 選鉱製錬研究所, 教授 (30006019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 千之助 茨城大学, 工学部, 教授 (00007585)
江頭 誠 長崎大学, 工学部, 教授 (60037934)
楠 浩一郎 九州大学, 工学部, 教授 (80037671)
明畠 高司 東京工業大学, 総合理工研究科, 教授 (50016713)
阿座上 竹四 東北大学, 工学部, 教授 (50006029)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥22,200,000 (Direct Cost: ¥22,200,000)
Fiscal Year 1986: ¥22,200,000 (Direct Cost: ¥22,200,000)
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Keywords | 省エネルギー / 無機工業化学 / 製錬 / ガラス溶融 / 燃焼法 / 水電解 / 黒鉛 |
Research Abstract |
エネルギー多消費の無機工業化学の分野におけるエネルギーの総合的な利用効率の向上をめざし、新しいプロセスの開発を目的とし以下の結果を得た。 1.銅製練の合理化に関する研究(東北大,矢沢 彬) フェライトスラグとマットの平衡を種々の條件下で求め、【SO_2】リサイクル一酸素溶錬法の最適條件を確かめた。 2.省エネルギー型亜鉛製錬に関する研究(東北大,阿座上竹四)鉄還元揮発法による亜鉛製錬につき、鉄鋼ダストからの亜鉛製造の可能性,低カロリーガスによる第1段還元,【N_2】気流下の第2段還元等を調査した。 3.鉛製錬の省エネルギー化とリサイクル化(東北大,板垣乙未生)酸素とフェライトスラグを用い、硫化鉛から直接金属鉛を得る方法につき、吹込み溶融実験を行ない、基礎実験と合致することを認めた。 4.ガラス溶解法の高効率化(岡山大,高橋克明)竪窯と通電溶融窯からなる新溶解法につき、竪窯上限温度の許容範囲を決定し、また通電窯に於るガラスの分解電圧および電極反応を検討した。 5.化学エネルギーの有効利用化としての複合ループ燃焼法(東工大,明畠高司他)金属酸化物の還元・酸化を組込んだ複合ループ燃焼法につき、燃料の低温改質、酸化鉄の低温還元高温酸化実験を行い、高効率発電システムを構成した。 6.電極反応の組合せと3次元電極の開発による電解プロセスの効率化(九大,楠浩一郎他)石炭中の硫黄をFe(【III】)イオンにより酸化除去すると共に、生成Fe(【III】)イオンを水電解のアノード消極剤として用い、省エネルギー水電解を構成した。 7.省エネルギー黒鉛製造プロセス(長崎大,江頭 誠)遷移金属上で炭化水素を接触熱分解させ黒鉛を得る方法につき、反応條件,触媒能,生成物分離などの検討を行った。 8.炭素の黒鉛化プロセスの合理化による省エネルギー技術(茨城大,佐藤千之助)黒鉛化プロセスの最適加熱條件を明らかにし、熱応力破壊を防ぐため、高温破壊靭性,熱変形率などの測定を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)