Project/Area Number |
61040009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
笛木 和雄 東大, 工学部, 教授 (80010750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 安俊 東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (40005236)
竹原 善一郎 京都大学, 工学部, 教授 (00025892)
吉田 邦夫 東京大学, 工学部, 教授 (70010808)
山添 昇 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (40037817)
田川 博章 横浜国立大学, 環境科学研究センター, 教授 (70126382)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥25,300,000 (Direct Cost: ¥25,300,000)
Fiscal Year 1986: ¥25,300,000 (Direct Cost: ¥25,300,000)
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Keywords | 二次エネルギー / 化学エネルギー / エネルギー変換 / 水素製造 / 熱化学法 / プロセス開発 / 材料開発 |
Research Abstract |
本研究は、熱一化学直接エネルギー変換技術の実用化を目ざし、ハロゲン-硫黄素熱化学サイクルを中心とした水の多段熱化学分解法による水素製造プロセスの開発を目的としており、各種熱化学プロセスの基礎研究、ベンチスケールプラントの開発と反応装置材料の開発を行なった。 (1)熱化学基本プロセスの研究:KN【O_3】-【I_2】系サイクルにおける熱化学反応の詳細な検討を行なった。金属酸化物の硫酸への溶解反応を調べ、新たな熱化学プロセスの提案を行なった。また、HBr気相電解における電極の最適条件を見出した。 (2)熱化学サイクルプラントの開発:UT-3サイクルのCa系、Fe系固体反応物の調製法と臭素化反応への効果を明らかにした。硫酸系ハイブリッドサイクルへの溶融塩電解の適用を試み、その利点と問題点を明らかにした。 (3)熱化学反応装置材料の開発:【SO_2】-【O_2】-【SO_3】,囲気における純金属や市販合金の腐食挙動を調べ、生成皮膜の剥離を防止することが最も重要であることを結論した。合金パイプ内壁へのsiおよび【SiO_2】膜のCVDコーティングの手法を確立した。 (4)水素貯蔵材料の開発:水素貯蔵用合金微粉体の飛散防止としてシリコン-ゴムによる被覆法が有効かつ実用的であることを示した。 (5)ヒドラジン製造法の開発:固体化相間移動触媒を用いたアジン-ヒドラジン変換反応を検討し、連続反応試験により反応装置型式の最適化を行なった。
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