Project/Area Number |
61040026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
浦野 良美 九大, 工学部, 教授 (90037698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 直明 東京都立大学, 工学部, 教授 (20087266)
尾添 紘之 九州大学, 生産科学研究所, 教授 (10033242)
吉野 博 東北大学, 工学部, 助教授 (30092373)
中原 信生 名古屋大学, 工学部, 教授 (70115608)
松本 衛 神戸大学, 工学部, 教授 (10031064)
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Project Period (FY) |
1984 – 1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥34,500,000 (Direct Cost: ¥34,500,000)
Fiscal Year 1986: ¥34,500,000 (Direct Cost: ¥34,500,000)
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Keywords | 太陽エネルギー / 蓄熱システム / 集放熱器 / 建築物外被の調湿機構 / 夜間の放射冷却 / 輻射熱暖房 |
Research Abstract |
〔1〕太陽エネルギーの蓄熱システムとしては、(1)湿った地盤等の有効利用法として、種々の地盤について降雨の強さの含水率への影響,降雨による地表面近傍の水分分布性状等から地盤内含水率分布の推定法を提示し、その熱伝導計算の擬線形化が可能なことを示した(神戸大・松本)。(2)潜熱蓄熱の高性能化として、水平板状フィンを有する蓄熱カプセルのフィンの傾き角の影響及び過冷却軽減効果に、多孔質伝熱面(銅焼結合金)が有効であることを示した(東工大・斎藤)。(3)太陽熱顕熱蓄熱に関し、バランス型温度成層式水蓄熱槽最適システム,固体蓄熱槽・地中蓄熱の最適運転法を示した(名大・中原)。(4)半地下居室に体する太陽エネルギー利用に関し、実大試験家屋の実測と数値シミュレーションから、様々な気候条件下での地中断熱材の室温及び暖冷房負荷に対する影響を明らかにした(東北大・吉野)。 〔2〕太陽エネルギーの集放熱器として、(1)密閉間欠吸着式太陽熱冷却器に関し、シリカゲル内蔵の反射板を有する金属筒タイプの集熱・冷却法について再生・吸着実験の結果、照射日射量基準の成積係数を示した(東海大・田中)。(2)平板形太陽熱集熱器について、鹿児島の自然気候と桜島降灰の地域特有の影響下の熱効率改善について検討した(鹿大・玉利)。 〔3〕夏季建物を自然エネルギー利用により冷房装置を使用しないで涼房効果を得るための基礎研究として、(1)太陽熱による空気の自然循環効果に関して、クールチューブの室内温度への影響について室内圧力と流動低抗の重要性を明らかにした(九大生研・藤井)。(2)太陽放射を受ける建築物外被の調湿機構を屋外実験で明らかにした(名工大・宮野)。(3)日中の蒸発冷却と夜間の放射冷却の利用について、屋外模型実験によりその有効性を明らかにした(九大・浦野)。 〔4〕太陽熱利用の暖房時の室内温熱環境について、(1)室内温熱環境と人体との熱交換に関する実験と数値実験により室内温熱環境の評価を行い(岡山大・尾添)、(2)輻射熱暖房の人体温熱感の許容限界,輻射要素の評価指標を明らかにした(都立大・伊藤)。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)