Project/Area Number |
61040039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田口 久治 阪大, 工学部, 教授 (90028944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 作蔵 広島大学, 工学部, 教授 (60013299)
玖村 敦彦 東京大学, 農学部, 教授 (80011823)
越島 哲夫 京都大学, 木材研究所, 教授 (00109068)
山本 武彦 福山大学, 工学部, 教授 (50046710)
神野 博 京都大学, 工学部, 教授 (40025846)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1986: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 生物エネルギー / 農林産資源 / マイクロ波加熱 / リグノセルロース / エタノール / バイオガス / クローニング / 細胞融合 |
Research Abstract |
1.研究目的 本研究は農林産資源及び未利用資源の有効エネルギー化を目的として 1)エネルギー資源としての植物・作物の検索・選択と栽培・収獲の管理方法 2)化学的、物理的及び生物的手法による有効エネルギー化合物への効率的な転換手法の開発に関する基礎研究を行うものである。 2.研究成果の概要 研究代表者及び分担研究者全員参加の全体会議1回、各グループの討論会3回、総括班会議1回、研究代表者会議2回、拡大総括班会議1回、および公開シンポジューム「生物エネルギーの利用と開発」(大阪日生研修所)を開催した。全体会議では本年度の成果発表と討論を公開で行い、研究成果報告書を作成した。総括班会議では本年度の研究全体計画、推進方法を討議し、研究代表者会議では研究推進ならびに当班4年間の総合成果報告書(邦文)の作成について討議した。拡大総括班会議は全体会議期間中に開催し、研究成果の総括と生物エネルギーの利用と開発に関する研究の今後の展望と問題点について討議した。総合成果報告書は3月に刊行した。 本年度の主な研究成果は次の通りである。(1)高エネルギー植物の研究:ネピアグラス収量は九州で49、バンコックで53ton/nd.yearであり、沖縄では潅水施肥によって収量が1.8倍になることを明らかにした。(2)林産資源のエネルギー化の研究:酢酸共存下マイクロ波加熱処理したブナ、有機溶媒処理したリグノセルロース、アルカリ処理したエゾマツ樹皮、限外濾過により脱タンニンしたマングローブ胎生種子から、それぞれ理論値の74.8、70、78、81.2%のエタノールが得られることを示した。(3)発酵によるバイオマスの有効エネルギー化の研究 Rhizopus属カビを変異処理し糖化酵素活性を1.7倍に向上させた。α-アミラーゼ遺伝子を酵母にクローニングし、細胞融合によって、酵母への耐熱性、ルーメン細菌へのβ-グルコシダーゼ活性の付与に成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
(29 results)