Project/Area Number |
61040051
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Research Category |
Grant-in-Aid for Energy Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
木村 健一 早稲田大, 理工学部, 教授 (50063558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 剛之 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70104768)
梅宮 弘道 山形大学, 工学部, 教授 (40007183)
梅村 晃由 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90008821)
中村 泰人 京都大学, 工学部, 助教授 (60025963)
片山 忠久 九州大学, 工学部, 教授 (80017938)
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Project Period (FY) |
1984 – 1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥26,900,000 (Direct Cost: ¥26,900,000)
Fiscal Year 1986: ¥26,900,000 (Direct Cost: ¥26,900,000)
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Keywords | 自然エネルギー / 複合利用 / 涼房 / 通風 / 海洋エネルギー / 風力エネルギー / 積雪の冷熱利用 / 水資源エネルギー |
Research Abstract |
1.木村は川越の蔵造り民家の熱環境実測結果から夏季の涼房効果を示し、現代建築への涼房手法の適用例として被土建築にて環境実測を行い、体感実験から室内気流の涼房効果を明らかにした。 2.片山は中層集合住宅にて通風の省エネルギー効果を求め、日射、通風の影響で住棟配置により熱環境が大きく変化することを認め、市街地の水面からの水分蒸発の効果が大きいことを示した。 3.中村は市街地キャビティ空間の気温分布を実測し、日射による表面温度上昇に伴う自然対流を認め、三次元気流計算により熱環境形成挙動を調べ、街路樹や芝生の熱環境調整効果が大きいことを実測で示した。 4.高野は格子点法を用いた数値計算の結果、4つの海域で冷排水が表面水温に及ぼす影響は小さいことを示し、温度差、汲、海流、風、日射などの時間、空間分布を求め、その複合利用形態のあり方を孝察した。 5.福岡は斜面の温暖帯における気温逆転の時空間的変化とその機構を推測し、日射量と風力の賦存量推定と実測との比較検討についてマップ作りを行い、局地的複合利用の可能性を示した。 6.梅村は積雪の冷熱を利用する集雪冷房システムの開発のため、雪の水力輸送で管閉塞の起る状況と、小形雪押機の実用試験の処理能力を明らかにし、野外融雪実験から流入熱量を求め、管内雪分率測定器を試作した。 7.川田はランドサット画像データの利用と3年間の解析結果に基いて、流域内の冬期の最大積雪深データから積雪面積の時系列的後退速度を予測し、流入量実測値との一致をみた。 8.落藤は寒地の温熱を地下帯水層に注入し、長期蓄熱の熱回収率を求めた結果、4年目で54%に達し、長期観測と数値計算から帯水層内の熱と流れの状態を明らかにした。梅宮は野外実験5年目で熱回収率60%となる見通しを得るとともに、ケーシング熱損失に対処した断熱施工法の有効性を実証し、システムの経済性評価も行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)