中性子・誘導ガンマ線透過ベンチマ-ク実験と解析法の開発
Project/Area Number |
61050014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡 芳明 東大, 工学部, 助教授 (40011225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関本 博 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 助教授 (00108242)
市原 千博 京都大学, 原子炉実験所, 助手 (90027475)
神田 幸則 九州大学, 総合理工学研究所, 教授 (40016845)
椙山 一典 東北大学, 工学部, 教授 (10004277)
秦 和夫 京都大学, 工学部, 助手 (70109023)
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Project Period (FY) |
1986
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1986)
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Budget Amount *help |
¥13,100,000 (Direct Cost: ¥13,100,000)
Fiscal Year 1986: ¥13,100,000 (Direct Cost: ¥13,100,000)
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Keywords | 14MeV中性子 / ガンマ線 / ストリ-ミング / 輸送計算法 / 簡易評価法 / ベンチマ-ク実験 / 透過実験 / 断面積 |
Research Abstract |
ポリエチレン供試体中の屈曲ダクト,屈曲スリット,オフセットスリット,マルチホ-ルの各体系について、ストリ-ミングを、CR-39反跳陽子飛跡検出器,熱けい光線量計,小型NF213シンチレ-タ,球形水素ガス比例計数管で測定した。実験は、阪大オクタビアンで行った。合計9種類の体系についてシステマテイックなデ-タが得られた。解析は三次元Sn中性子輸送計算コ-ドTRISTANで行ない、その適用性を検討した。本コ-ドは、DDXの使用,多群断面積の使用,角度分点の階層化,随伴計算との結合計算の利用などにその特徴がある。又、散乱線と非散乱線の分離計算が可能である。今回の実験体系は、極端な前方の分点を必要とするSn計算コ-ドにとっては困難な問題であるにもかかわらず、よい一致が得られた。ストリ-ミングの簡易評価のためのアルベド法に基づく経験式を実験デ-タとの比較により作製した。この式は簡易評価手法として極めて高い実用性を有していると思われる。 炭素,ニッケル,鉄,クロムの平板状供試体に、DD中性子が入射した場合の透過散乱スペクトルを東北大ダイナミトロンでTOF法により測定した。DD中性子の物質透過に関する基本的デ-タが得られた。核融合炉中のMeV領域の中性子透過計算に関係する核デ-タの精度評価に役立つと思われる。JENDL3PR1デ-タを用いたMCNPによる解析を行った。 シリコン,クロム,ニオブの球形供試体の中央にDT中性子源を置き、TOF法により透過中性子スペクトルを測定した。実験は阪大オクタビアンで行なった。又、2次γ線生成に関する実験デ-タもあわせて測定された。Al(n,Xγ)反応断面積を、オクタビアン重照射室で照射したサンプルを用いてHe原子測定装置により測定を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)